1. モダンな暮らしのアクセントに ― クラシック回帰の新しいトレンド

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黒田美津子が出合った注目のデザインモダンな暮らしのアクセントに ― クラシック回帰の新しいトレンド

- インテリアスタイリストの視点から、日々の生活を豊かに彩る旬のデザインをご紹介 -

インテリアの楽しさは、家具や雑貨を自由に組み合わせて、自分ならではの空間を創造すること。存在感のあるオブジェやクッションなど、アクセントになるアイテムを置くだけでも雰囲気はまったく違うものになる。

ここ数年ヨーロッパでよく見かけるのが「スタイルミックス」だ。ソファやテーブルはモダン系のミニマルなデザインを選び、自然素材やアンティークなど一見正反対のテイストに思えるようなアイテムを大胆に組み合わせてスタイルアップする。ハイブリッドな空間を構成して、個性的に仕上げるのが主流になっているのだ。

4月に開催されたミラノサローネ(ミラノ国際家具見本市)でも、温かみのあるクラシックなテイストが注目を集めていたが、それはバーチャルに流される生活への反動かもしれない。リアルでより自分らしい、居心地のよい空間を求める気持ちの表れではないだろうか。

こうしたクラシック回帰のアイテムは、新作から復刻品まで東京ミッドタウンでも見つけることができる。18世紀英国のウィンザーチェアをリデザインしたロッキングチェア、70年代のデンマークの意匠を取り入れた南部鉄器の瓶敷、柔らかな白色磁器のキャンドルスタンド。エレガントなリブボトルの香水や、19世紀のデザインを復刻した格調高い鉛筆なども心地よい空間を彩るオブジェになる。

シンプルなインテリアに、オブジェや雑貨をスパイスとして加えると、空間が生き生きとしてくる。美しいと思ったら、自分の感性を信じて置いてみよう。きっと新鮮な空間になるはずだから。

1. Davidoff of Geneva / Salon des Parfums

官能的で女性らしい香り。アニック グタール「アン マタン ドラージュ オードパルファム」(50ml)20,088円

ガレリア 1F / 03-5413-0093 / 11:00 ~21:00

2. TIME & STYLE MIDTOWN

骨董の目利きとして「さる山」を主宰する猿山修氏デザイン、「TAMAKI」シリーズのキャンドルスタンド。大/各4,428円、小 4,212円

ガレリア3F / 03-5413-3501 / 11:00 ~21:00

3. ファーバーカステル

世界最古の筆記具メーカーが歴史的な鉛筆「ポリグレード」を復刻。12種類の硬度の鉛筆を収める紙箱も発売当時のデザインを再現。3,780円

ガレリア3F / 03-5413-0300 / 11:00 ~21:00

4. HIDA

飛騨の木製家具は、英国調の家具製作から始まった。この地に伝わる木工技術を結集し、250年前のウィンザーチェア「オリバーゴールドスミスチェア」をリデザインしたロッキングチェア。145,800円

ガレリア3F / 03-5413-7637 / 11:00 ~21:00

5. 日本橋 木屋

海外でも人気の高い南部鉄器のメーカー、及源鋳造の瓶敷は、デンマークの意匠を取り入れ70年代から続くデザイン。白壁に掛けてインテリアとしても楽しめる。角格子 5,400円

ガレリア3F / 03-5414-2088 / 11:00 ~21:00

黒田美津子
インテリアスタイリスト、スタイルディレクター。黒田美津子事務所/Laboratory主宰。『Hanako』(マガジンハウス)の創刊メンバーとして雑誌記者に。現在は広告、住宅、イベント、商業施設などの空間インテリアを手がける。

2017年10月25日UP
※TOKYO MIDTOWN STYLE2017年10月号掲載。
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