1. TOKYO MIDTOWN and me ‐東京ミッドタウンと私。第1回

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TOKYO MIDTOWN and me ‐東京ミッドタウンと私。第1回

TOKYO MIDTOWN and me ‐東京ミッドタウンと私。第1回 interview

Union Square Tokyo 野崎 靖博

カウンター越しににこやかな笑顔でゲストの緊張をほぐしてくれるのは、"やっさん"の愛称で親しまれている『ユニオン スクエア トウキョウ』のチーフバーテンダー・野崎靖博氏。東京ミッドタウン開業前は、国内外の一流アーティストに愛された伝説のソウルバー『ジョージス』に勤めていた経験もあり、サービスマン歴は26年に及ぶ。

「六本木での居住歴も26年になりますが、どこに出掛けるのも好アクセスだし、一歩住宅街に入ればとても静かで緑も多い。東京ミッドタウンには、そんな六本木の良さが凝縮していると思います。この10年で色んな思い出ができましたが、ひとつ挙げるならご両親と一緒にいらしていたお子さんが、成人してからひとりで来てくださったことですね。あの時は本当に嬉しかった」。

そう言って目を細める野崎氏のサービスは、お客様に合わせて柔軟に対応を変えるカメレオン方式。「お客様の歩き方や手のしぐさなどから求めているサービスを推し量る」そうで、緊張した面持ちの人が訪れた場合はリラックス出来るような柔らかな対応を心掛け、非日常を求めて来る人にはクールなサービスでおもてなししているという。

「ウェルカムホーム!」を地でいく真摯なサービスの裏には、こんな想いがある。
「常に気品に溢れている東京ミッドタウンは、国際都市・東京の商業施設を代表する場所。建物ももちろん素晴らしいのですが、裏から出勤するたびに裏方でこの場所を支えている方も、皆さん素晴らしいと感じるんです。そんな特別な場所で働いているからこそ、こちらも安心して仕事に打ち込めますし、頑張ろうという気持ちになる。だからこそ、お客様にもその安心感を寛ぎとして感じとっていただけるんじゃないでしょうか」。

野崎氏が考案した代表的なメニューに、その名も「ザ・ミッドタウン」というカクテルがある。一口いただくと、南国を思わせる華やかな味わいが口中に広がった。「誰が飲んでも美味しいと思えるカクテルを作りたかったんです。名前も覚えやすくしました(笑)」。上質ながら万人に開かれた野崎氏のサービス哲学が表れたこのカクテル、ぜひお試しを。

ザ・ミッドタウン ¥1,080
フランス産のパッションフルーツのリキュール、レモン果汁、マンゴージュース、パイナップルジュースをステアしたロングカクテル。すっきりした甘さで食前酒としても、食中酒としても良い。

野崎 靖博 profile
『ユニオン スクエア トウキョウ』チーフバーテンダー。ミッドタウン勤続約10年で培った観察眼で個々に応じたサービスを心掛けている。

2017年12月1日UP
※EAThink Vol.1掲載。
※価格はすべて税込価格となります。
※本ページの内容は本誌発行時点の情報であり、変更が生じている場合があります。詳細については各店舗にご連絡のうえ、ご確認をお願いいたします。