TOKYO MIDTOWN AGED 10 YEARS

黒川 光博

虎屋 社長

TOKYO MIDTOWN 10周年特別インタビューキーパーソンが語る 過去・現在・未来

ここに来れば日本の素晴らしさがわかる、そんな街にしていきたい。

黒川 光博 虎屋 社長
黒川光博

ギャラリーを併設するとらや 東京ミッドタウン店は、虎屋の中でも唯一無二の存在。10年前のオープンにあたり新たな展開を決めた経緯を、17代当主・黒川光博社長はこう語る。
「東京ミッドタウン開業の4年前に、虎屋は新業態のトラヤカフェを作りましたが、実はその準備を始めながら、次はもっと違う形の、虎屋ならではの新しい何かをやりたい、それは和の文化をきちんとお伝えできるようなものではないかと思いついたのです」

紅茶のしらべ
10周年を記念して3/30より数量限定で販売開始の『紅茶のしらべ』1,944円。ダージリンを使った琥珀羹と、煉羊羹を重ね合わせた特製羊羹。

その思いをもとに、店舗内に和の文化を発信するギャラリーを設け、これまでに約50の展示を実施。その中には、お酒と和菓子を一緒に楽しむスタイルを提案する「和菓子で酔う」、シンガポールの漢方薬の老舗とコラボレーションした「体がよろこぶ和菓子」等々、ユニークなテーマが並ぶ。和菓子の新境地を拓くこうした取り組みは、常に注目を集めてきた。
「展示をきっかけに和菓子のショーケースを覗き、興味を持ってくださる方も多くいらっしゃいます。開店から10年経った今、和の文化をきちんとお伝えするというあのときの思いが叶ったことを嬉しく思います」

企画展「笑う和菓子」の展示風景
立川談笑さんの落語会が行われた2015年の企画展「笑う和菓子」の展示風景。

黒川社長にとって東京ミッドタウンは、「皆で盛り上げていこう」、そんな気持ちにさせてくれる場所。
「たとえば、外国からのお客様がここにいらっしゃれば、日本の伝統の技や日本人の優しさに触れられる、そういう街にしていけたらと思っています」

PROFILE

黒川 光博
虎屋 社長

室町時代後期から続く和菓子の老舗、虎屋の17代当主。銀行勤務を経て虎屋に入社。1991年、社長に就任。東京ミッドタウンには、プライベートのショッピングも含め、月に数回訪れている。

虎屋
https://www.tokyo-midtown.com/jp/restaurants/SOP0000041/

Photo: Setsuo Sugiyama
Interview: Miho Kashiwabara

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