2024年5月2日Award News
2019年デザインコンペファイナリストのTsubasa Koshide(越出つばさ)さんが、土田恭平さんとのデザインデュオ・TAK STUDIOとして2023年3月に参加した展示『産まみ(む)めも』。その巡回展が大阪・天王寺の應典院で実施されます。
主催するのは、対話や表現を通じた社会課題への実験を共創する環境づくりを行う一般社団法人 公共とデザイン。同展では、さまざまな当事者および5組の作家とともに行ってきた、「産む」をめぐる協働デザインのプロセスや参加作家の作品を展示します。
ナカミツキさん展示作品
2023年アートコンペ受賞者のナカミツキさんが、関西国際空港で実施される「KIX CULTURE GATE Project」に出展中です。
関西エアポート株式会社が主催し、関西国際空港を拠点に関西・日本の多彩で豊かな文化を世界へ発信する同プロジェクト。その第一弾として、第2ターミナルビル国内線出発エリアの壁面に、ナカミツキさんを含む関西に縁の深いアーティスト4名による大型アート作品が設置されます。
左上:大野光一さん受賞作品『おしなべて』、右上:金子未弥さん受賞作品『未発見の小惑星観測所_黄金町秋のバザール』、左下:Liisaさん受賞作品『何処へ行こうか(東山/京都・冬)』、右下『さあ次の町へ行こう(和歌山・秋)』
2023年アートコンペ受賞者のLiisaさん、2017年アートコンペ受賞者の金子未弥さん、大野光一さんが「KAIKA TOKYO AWARD 2024」で入選しました。
同アワードは、アートストレージとホテルが融合した「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」が開催する、才能あるアーティストの発掘を目的としたものです。絵画や陶芸、彫刻など幅広いジャンルの応募作品287点のうち、14作品(13作家)が入選、3作品(3作家)が受賞しました。
選出された17作品は、2024年3月よりKAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS内に約2年間収蔵展示されます。
井村一登さん出展作品『wall-ordered horizon #2』(photo by Kenryou Gu)
2022年アートコンペ受賞者の井村一登さんが、個展「明晰鏡」を京都 蔦屋書店で開催中です。
展示タイトルの「明晰鏡」は、自身が視界に映る景色を鏡として捉える現状を「明晰夢」のように捉え、鏡像側の自身の意識に触れるようなイメージから名づけられました。会場では、井村さんがこれまでに制作してきたさまざまな形状の「鏡」の作品のほか、シリーズ「wall-ordered」の新作などが展示されます。
現在、文化庁の新進芸術家海外研修制度を利用し、アメリカ・ニューヨークで研修中の2018年アートコンペ受賞者の下村奈那さんが、スペインのバルセロナで実施されるアントニ・タピエスの生誕100周年トークイベント「Today is Tàpies」の第6回に登壇します。
同イベントは、西洋と東洋の視点から日本文化の影響を多く受けたカタルーニャの芸術家、タピエスの作品を読み解くもの。下村さんは研究者のRicard Bru氏とともにトークを行います。
山本聖子さん受賞作品『白色の嘘、滲む赤』(2023)、Artist Cafe Fukuoka 内ギャラリーでの展示風景、写真:川崎一徳
2011年アートコンペ受賞者の山本聖子さんが「第2回福岡アートアワード」で優秀賞を受賞しました。
福岡アートアワードは福岡市美術館が実施するアワードで、福岡市内で目ざましい活動をおこない、今後さらなる飛躍が期待できるアーティスト(美術作家)を対象としています。今回受賞した山本さんの映像インスタレーション作品「白色の嘘、滲む赤」(2023)は福岡市美術館によって買い上げられ、所蔵品として展示活用されます。
また、受賞作品が展示される『第2回 福岡アートアワード受賞作品展』が同館にて開催中です。