風間天心/Lid of the sky

見どころポイント
憩いの場でもあるプラザB1の石のオブジェ「意心帰」の上に、水引で華やかな天蓋が表現されます。ぜひ見上げてみてください。
作品紹介
作品「Lid of the sky」は寺院建築で用いられる天蓋をモチーフにしています。仏教上の天蓋は、日の強いインドで仏陀に差されていた日傘が起源とされていますが、「天に蓋をする」と書くように、我々が「天を仰ぐ」時に芽生える「信仰」の根源を感じます。何か大きな存在に抱かれるような、ゆったりとした時間を過ごしてもらえたら幸いです。

1979年北海道生まれ。美術家/僧侶。2008年武蔵野美術大学造形研究科美術専攻油絵コース修了。
2010年「大本山 永平寺」での修行を終え、武蔵野美術大学パリ賞により「Cite Internationale des Arts」に滞在。宗教と芸術の相互作用を求め、国内外で多様な活動を続ける。近年の主な展示に、「Ezotic Caravan -国の北から-」(2014年東京都美術館/上野)、主な受賞歴に、「武蔵野美術大学パリ賞」受賞(2011年、武蔵野美術大学)、「第9回岡本太郎現代芸術大賞」入選(2006年、川崎市岡本太郎美術館)。