ARTWORKS東京ミッドタウンのアートワーク
東京ミッドタウンには、世界的に有名な彫刻家の安田侃(やすだかん)氏やフロリアン・クラール氏の作品など、国境やジャンルを超えたアートが点在しています。新緑の中を歩きながら、アート散策をお楽しみください。
1意心帰(いしんき)
安田 侃
プラザB1
- 製作年
- 2006年
- 素材
- 白大理石
- サイズ
- H1840 x W3220 x D2510mm、18.5t
数十億年という時を経て作られた大理石は、この地球の一部です。その白い石『意心帰』を地下に戻しました。石に彫られた穴に身を沈めると地球の一部になり、静かな太古の声なき声が石から聞こえてきます。地上より太陽の光が差し込む時、その石は初めて光を視るように白い石の粒子は美しく息づきます。『意心帰』と地上の『妙夢』が共鳴し、空間全体が優しいヒューマンな場になることを願っています。
2妙夢(みょうむ)
安田 侃
プラザ1F
- 製作年
- 2006年
- 素材
- ブロンズ
- サイズ
- H2930 x W4340 x D1190mm
プラザでたくさんの人を出迎える彫刻「妙夢」は、その真中に開いた何もない円環に一人一人の夢を描き、 刻々と移りゆく太陽の光と影を映し、人々の一日一日の思いと願いを包みます。「妙夢」と、地下の「意心帰」が共鳴し、空間全体が優しいヒューマンな場になることを願っています。
3鎮守の森
堀木エリ子
ガレリア
- 製作年
- 2007年
- 素材
- 創作和紙
楮の紬の漉き込んだ1枚漉きの手漉き和紙。3層の交差する通路は「地下1階=社」「1階=木」「2階=太陽」をモチーフにして「鎮守の森」を表します。ライティングや太陽光線によって陰影が移ろい、印象が変化します。
4ブルーム
シラゼー・ハウシャリー&ピップ・ホーン
ガーデン入口付近
- 製作年
- 2006年
- 素材
- アルミニウム、ステンレス
- サイズ
- H6085 x W709 x D993mm
作品タイトル「BLOOM」は、想像力を解き放つ、広々とした草原を意味します。透明で、無重力で、動きのある作品を作ろうと試みました。日々の生活とは違う何かに、ほんの一瞬でも思いを馳せ、触れあってもらえる。そんな作品であって欲しいと思います。
5ファナティックス
トニー・クラッグ
芝生広場
- 製作年
- 2006年
- 素材
- ステンレス
- サイズ
- H3680 x W900 x D900mm(作品)
H1000 x W1000 x D300mm(台座)
本作品は、楕円形とその断面からなる幾何学をベースにした作品で、よく見ると人間の横顔が隠れています。いくつの顔が隠れているのか、いろいろな角度から探してみてください。
6フラグメントNo.5
フロリアン・クラール
芝生広場
- 製作年
- 2006年
- 素材
- アルミニウム
- サイズ
- H6000 x W10921.3 x D6289.5mm
本作品は、月のパビリオンをテーマに、11個の基本パーツを組み合わせて制作されています。周囲の風景とは異なる、非日常的な空間を体験してもらえる作品です。この作品が長い年月を経て、周囲の環境の一部となり、自然の洞窟か未知の希少生物の化石のようになることを願っています。