ストリートミュージアム
「TOKYO MIDTOWN AWARD 2018」の受賞作家が集結

ストリートミュージアム

明日を担うアーティストやデザイナーの発掘と応援をする
デザインとアートのコンペティション
「TOKYO MIDTOWN AWARD」。
2018年度アートコンペ受賞作家6名が本展覧会のために制作した、インスタレーションや彫刻などの最新作がプラザB1に登場します。
今注目の若手作家の才能と個性あふれる作品をぜひお楽しみください。

期間
2019年3月15日(金)~5月26日(日)
※4月15日(月)~ 一部展示入替
時間
6:30~24:30(プラザB1開館時間)
料金
無料
場所
プラザB1 メトロアベニュー
主催
東京ミッドタウン
お問い合わせ
東京ミッドタウン・コールセンター
03-3475-3100 (10:00~21:00)

作品・作家紹介

  • 意図をほぐす青沼 優介

    意図をほぐす
    作品紹介
    デザインされたものは意図で包まれています。あるかたちを伝言ゲームのようにたくさんの人で写し描き続け、かたちという糸をスルスルとほどいていく。そこに生み出されるかたちを造形してみる。意図から離れ、自然的な物体へと変貌していく過程、手法を展示します。
    見どころポイント
    かたちが筆先によって遺伝され、緩やかに変化していく様をご覧ください。展示入替後ではさらに変化していくかたちを提示します。

    青沼 優介 Aonuma Yusuke

    青沼 優介

    1989年生まれ。千葉県流山市出身。東京都在住
    2011年 武蔵野美術大学 美術学部工芸工業デザイン学科 卒業
    2016年 東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン修了
    2018年  「息を建てる」(DiEGO表参道/東京)
    2018年 TOKYO MIDTOWN AWARD 2018 アートコンペ グランプリ

  • “Stand Up!”髙 瑞

    “Stand Up!”
    作品紹介
    "Stand Up!"は一般的に流通している犬の置物たちを組み立て直し立ち上がらせることで解放し、大自然を生きる野生動物の命のきらめきや自由さを取り戻すようなイメージで制作しています。さらにそこに荒々しさも尊さも美しさも厳しさも全部含んだような自然そのものをイメージした作品を追加し、命のきらめきを表現しています。
    見どころポイント
    私たちの遠い祖先が颯爽と駆け巡ったような自然の風景と、自由に駆け巡りきらめく命。私たちが決して取り戻すことのできないある種の輝きをきらめきの中に、そして大自然への畏怖を毛に託して表現しています。

    髙 瑞 KOH SUI

    髙 瑞

    1994年生まれ。京都市伏見区出身、京都府在住
    2016年 広島市立大学 芸術学部美術学科彫刻専攻 卒業
    2018年 広島市立大学大学院 芸術学研究科 博士前期課程 修了
    2019年「瀬戸内国際芸術祭2019」(神浦倉庫/ 香川、小豆島)
    2018年 「キツネの蜂蜜がけマーチ」(広島芸術センター/広島)
    2017年 「対馬アートファンタジア2017」学生展示 (半井桃水館/長崎、対馬)

  • 出る杭だって生きている田中 優菜

    出る杭だって生きている
    作品紹介
    「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、夢や目標を持って頑張れば頑張るほど、私たちは時に「出る杭」となり世間から叩かれます。しかし、叩かれてもなお前を向く意志を、私たちは持って生きているはずです。今回は「出る杭を打つゲーム」であるモグラ叩きをモチーフに、叩かれても負けずに生きる全ての人の姿を表現します。
    見どころポイント
    作品の一部を伝統工芸技法の「綴織(つづれおり)」で制作します。また、展示入替後では東京の風景やそこで頑張る人々の姿が登場します。温かみのある手仕事で作られた作品をぜひ間近でご覧ください。

    田中 優菜 Tanaka Yuuna

    田中 優菜

    1997年生まれ。岡山県岡山市出身。広島市在住
    広島市立大学 芸術学部 デザイン工芸学科染織造形専攻3年 在籍
    2018年 「第8回新県美展」(広島県/広島)
    2017年 「〜旗呉Flagsオープンイベント〜戸川幸一郎×6人のいちだい染織作家 合同展」(旗呉Flags/広島)
    2017年 「ART in 酒蔵 2017」(東広島観光協会/広島)

  • 意味のある偶然の一致泉 里歩

    意味のある偶然の一致
    作品紹介
    「人を感動させることが出来るのは人だ」と考える作者。見ず知らずの人が集まるこの場所は、自分にとってどんな意味があるのか、そしてそれはただの偶然の集まりなのか問いかけます。
    見どころポイント
    人が溢れて街全体に色がつき、華やかでエネルギー溢れるような油絵のイメージ。展示入替後では黒く細い線で描かれるドローイングが増え、画面からそれぞれに異なるエネルギーを感じとることができます。

    泉 里歩 Izumi Riho

    泉 里歩

    1995年生まれ。千葉県市川市出身、東京都在住
    2018年 武蔵野美術大学 造形学部 卒業
    武蔵野美術大学大学院 造形研究科 在籍
    2018年 「けものみち」(木曽ペインティングス/長野)
    2017年 「パリ高等美術学校×武蔵野美術大学 国際交流プロジェクト」(2017年度武蔵野美術大学 協定校プロジェクト/フランス・パリ)

  • 普通の日YU SORA

    普通の日
    作品紹介
    この街にいる人々は、自由に着飾っていたり、仕事のためにスーツ姿をしていたり、それぞれの服装でそれぞれの時間を過ごしています。一方で、散らかっている部屋、洗濯物があるような、他人には見せない私的で些細な日常の生活も常にあるでしょう。人はみんな同じく生きているという小さな安心感・安堵感を表現した作品です。
    見どころポイント
    一見すると紙にペンで描いたように見えますが、刺繍のようにひと針ずつ縫いあげて、時間をかけて制作した作品です。その柔らかな質感にも、見る人それぞれの普通の日常生活の風景を重ねながらご鑑賞ください。

    YU SORA

    YU SORA

    1987年生まれ。韓国、京畿道(キョンギドウ)出身。東京都在住
    2011年 弘益大学 (ホンイク大学)彫塑 卒業
    東京藝術大学大学院 彫刻 修士1年 在籍
    2017年 「引越し(個展)」(YCC Gallery/横浜)
    2013年 「黄金町バザール」(黄金町バザール/横浜)

  • 遡上下村 奈那

    遡上
    作品紹介
    本作品は「かく」という行為を遡上し、その根源を探ぐるあてのない軌跡です。「かく」行為を取りまくさまざまな精神や事象を踏まえ、現代の生活における「かく」ことの記憶や感情を表象します。
    見どころポイント
    スケッチからそのイメージの形成まで、制作進行を含めて展示します。この小さな空間の中で日々痕跡を残しながら制作される、「かく」ことを遡上したかたちをご覧ください。

    下村 奈那 Shimomura Nana

    下村 奈那

    2015年 東京藝術大学 卒業
    2017年 東京藝術大学大学院 修了
    2018年 個展「星ノ詩ト書」
    2018年 TOKYO MIDTOWN AWARD 2018 アートコンペ 準グランプリ