ストリートミュージアム
「Tokyo Midtown Award 2017」の受賞作家が集結
明日を担うアーティストやデザイナーの発掘と応援をするデザインとアートのコンペティション
「Tokyo Midtown Award」。
2017年度アートコンペ受賞作家6名が本展覧会のために制作した、インスタレーションや彫刻などの最新作が
プラザB1に登場します。今注目の若手作家の才能と個性あふれる作品をぜひお楽しみください。
- 期間
- 2018年3月16日(金)~5月27日(日)
※4月16日(月)~ 一部展示入替 - 時間
- 6:30~0:30(プラザB1開館時間)
- 料金
- 無料
- 場所
- プラザB1 メトロアベニュー
- 主催
- 東京ミッドタウン
- お問い合わせ
- 東京ミッドタウン・コールセンター
03-3475-3100 (10:00~21:00)
作品・作家紹介

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景色と大きさ山根英治
- 作品紹介
- この作品は、ムービングする人体(全身の自画像)と、目の前に広がる景色(草木)のドローイングを組み合わせたものです。展示期間中にも手を加え、身体を通った景色が記憶とともに変化する様子を表現します。作品は染色した綿紐で描いており、これはドローイングの線画を実体化させるためのものです。私はここから、人の身体が空間や情報の中でどのような存在なのか、またその関係について考えたいと思います。
- 見どころポイント
- ドローイングの線画をもとに、染色した綿紐で描いた作品です。紐の厚みで絵がわずかに浮き上がり、線そのものに存在感や空間性が感じられると思います。それを強調するため、支持体に薄い和紙を使っています。
山根英治Eiji Yamane
1978年大阪府生まれ。アーティスト。2002年東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。2004年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
近年の展示に、2017年「ひもで描く」(AYUMI GALLERY/神楽坂)、2014年 「もうひとつの場所」(スタジオコンテ/東京)、2002年 「海の向こうより山の向こう」(上田市立旧西塩田小学校/長野)。 -
息吹きの園松本千里
- 作品紹介
- 陽光のエネルギーに大気さえも揺さぶられ、情景は皮を破り、芽生えを迎えます。それは耐え紡いだ生命力の解放であり、繋がったことへの賛賞です。光を浴び、押し上げる温度を吸い込んで、私たちは何度でも覚醒します。ここに希望を馳せて春が来ました。
- 見どころポイント
- 染織技術の絞り染め技法を使い、芽生えや成長を表現しました。春のエネルギーによる生命の覚醒を感じてください。
松本千里Chisato Matsumoto
1994年広島県生まれ。2018年広島市立大学デザイン工芸学科染織造形卒業。
伝統的な染織技術を使い、ソフトスカルプチュア制作し、空間造形に展開している。
近年の展示に、2017年「新世界へ」(広島芸術センター/広島)、「テーマ制作 境界展」(合人社ひとまちプラザ/広島)。
主な受賞に、2016年「次世代工芸展」(京都市美術館別館/京都)AI KOWADA賞 受賞。2017年「第5回新県美展」(広島県立美術館/広島)優秀賞 受賞。 -
手と霞七搦綾乃
- 作品紹介
- 今回の展覧会では、創造に欠かせない人間の手と、自然界の季節の移り変わりを知らせてくれる植物を掛け合わせ、生命や時間の姿を木彫で表現したいと思います。
- 見どころポイント
- 一見何かよくわからない塊であったり、何かの欠片の様であったりしますが、近づくと、そこに枯れた植物などをモチーフとした、豊かな造形を見ることができます。ぜひ近くで見て頂きたいです。
七搦綾乃Ayano Nanakarage
1987年鹿児島県生まれ。彫刻家。2009年広島市立大学芸術学部美術科彫刻専攻卒業。2011年広島市立大学芸術学研究科博士前期課程彫刻専攻修了。
主な展覧会に「Cosa c’è? −形の根拠を探して−」(GALLERIA DISEGNO イタリア マントヴァ、2017)、「第10回 shiseido art egg」(資生堂ギャラリー、東京、2016)、「対馬アートファンタジア2016」(長崎県対馬市、2013〜2016)。
また2016年「第10回 shiseido art egg/第10回 shiseido art egg賞」(株式会社 資生堂/東京)。2014年「トーキョーワンダーウォール公募2014」(公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト/東京)。2009年「第16回 公募展木彫フォークアート・おおや/養父市ふるさと賞」(おおやホール/兵庫)受賞などがある。 -
Urban Shade遠藤有奈
- 作品紹介
- 立体の中で幾何学的な形に切り取られた面を通して2次元と3次元の関係性を模索。
切り取られた面で構成された作品は見る角度により表情を変え、正面のある一点から見ると切り取られた面がつながって一つの面の様に見える。
- 見どころポイント
- 複数の面から構成された作品は、見る角度により表情を変え、
正面のある一点から見ると複数の面がつながったように見えます。
作品が見せる豊かな表情をお楽しみください。
遠藤有奈Arina Endo
1983年兵庫県生まれ。アーティスト。2007年京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科卒業。2011年国際版画学校Il Bisonte 版画1年コース修了。
近年の展示に、2015年「Homo Ludens」(Magazzino d’Arte Moderna /ローマ)、「Tie a Knot」(MILA KUNSTGALERIE/ベルリン)。
2014年「Artworld Open International Printmakers’ Competition」(Artworld/アムステルダム)受賞。 -
都市を解剖して忘却を得る金子未弥
- 作品紹介
- 1枚の板には、誰かの記憶や経験と深く結びついている場所の名前が刻まれています。
一見するとなんの脈絡もないように感じる場所同士が、ある人物を介して緩やかに繋がるとき、そこに個人の「肖像」が現れます。
複数の記憶が結び付いた肖像を連続して並べたとき、私達には何が見えるのでしょう。肖像の総体から浮かび上がるのは、「都市の肖像」と言えるのかもしれません。
- 見どころポイント
- 一つ一つの「肖像」がどんな人物なのか、自分の記憶と重ねて想像しながらご鑑賞ください。
助成 公益財団法人朝日新聞文化財団
作品に刻印する都市名を募集しています。
詳細 https://miyaportfolio.wordpress.com/newsevents/project/金子未弥Miya Kaneko
1989年神奈川県生まれ。2011年多摩美術大学工芸学科金属専攻卒業。2013年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程修了。2017年多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了、博士号(芸術)取得。
近年の展示に、2016年個展「金子未弥展-都市の肖像を求めて-」( KOMAGOME1-14cas/東京)、2016年「JIGUM Exhibition」( Art District_p, Busan/韓国)。 -
空を支える二本の柱大野光一
- 作品紹介
- 私は人の顔をモチーフに作品を制作しています。人にとって顔というものは特別大切な物です。顔は人間社会では名刺であり、心の内を写す鏡であり、それと同時に心の内を隠すマスクでもあります。
顔には怖くて美しい、とても強い力があります。私は人の顔の向こう、薄い皮膚の裏側にその人の魂のような物があると感じます。この世界はその様な無数の顔で溢れ、そして支えられているのです。
- 見どころポイント
- 壁面一杯に積み上げられたキャンバスには様々な顔が描かれています。
作品一点一点に加え、その集合体が放つ雰囲気を楽しんでください。
大野光一Kouichi Ohno
1987年東京都生まれ。2012年武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。
近年の展示に、2016年「NIIGATA オフィス・アート・ストリート」(NIIGATA オフィス・アート・ストリート実行委員会事務局/新潟)、「池袋アートギャザリング」(池袋アートギャザリング事務局/東京)や2015年「ワンダーシード2015」(公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト/東京)。
2015年「NIIGATA オフィス・アート・ストリート/優秀賞」(NIIGATA オフィス・アート・ストリート実行委員会事務局/新潟)受賞。

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