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Tokyo Midtown Award 2012 結果発表

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Tokyo Midtown Award 2012 デザインコンペ結果発表

概要

テーマ 「安心」
審査員 小山 薫堂、佐藤 卓、柴田 文江、原 研哉、水野 学
グランプリ(賞金100万円)─── 1点
準グランプリ(賞金50万円) ─── 1点
優秀賞(賞金30万円)─── 1点
審査員特別賞(賞金5万円)─── 5点
応募期間 2012年7月5日(木)~8月2日(木)

受賞作

おまもりカイロ

グランプリ(賞金100万円)

【受賞者】
市田 啓幸 東京都出身

【受賞作】
おまもりカイロ

市田 啓幸

受験シーズンの学生に贈る、携帯用カイロ。試験当日は緊張で胸がいっぱい。冬の寒さとも勝負しなければいけません。そんな受験生の不安をちょっとやわらげるアイテムです。努力を積み重ねて来た人なら、少しだけ気持ちを落ち着かせる事が出来るかも。

とんでいけ ばんそうこう

準グランプリ(賞金50万円)

【受賞者】
太田 耕介 兵庫県出身
櫻井 一輝 千葉県出身
池ヶ谷 貴徳 静岡県出身

【受賞作】
とんでいけ ばんそうこう

太田 耕介/櫻井 一輝/池ヶ谷 貴徳

「痛いの痛いの飛んでいけー」という言葉とともに貼ってあげる、子ども用のばんそうこうです。
飛行機や鳥など、「飛ぶもの」をモチーフにかたち作りました。
親の優しさとこのばんそうこうがあれば、ケガの痛みはどこかへ飛んでいってしまうでしょう。

桧節

優秀賞(賞金30万円)

【受賞者】
小髙 浩平 埼玉県出身

【受賞作】
桧節

小髙 浩平

日々の暮らしの中で、木の香りを嗅ぎたくなる瞬間が多々あります。
懐かしく、あたたかく、心安らぐあの香り。
桧節は、誰でも気軽に木の香りをつくることができる道具です。
その名の通り、桧の節部分の残材を有効活用しています。
鰹節を削るように、シャカシャカと桧節を削ってみてください。
真新しい桧の芳香と、木を削るという行為そのものが、
古き良き日本の記憶とともに、安らかな時間を運んでくれます。

審査員特別賞

おふくろのだしぶくろ

小山薫堂賞(賞金5万円)

【受賞者】
小林 明日香 東京都出身
岡本 大祐 東京都出身
簑島 さとみ 神奈川県出身

【受賞作】
おふくろのだしぶくろ

小林 明日香/岡本 大祐/簑島 さとみ

〝おふくろのだしぶくろ〟は、中に合わせだしの具が入った単身世帯向けのだしぶくろ。食事を外食やコンビニで済ます単身の人が多い都心において、家庭の味がもたらす安心感は大きい。
しっかりだしをとった料理は、母の手料理を思い起こさせる。おふくろを彷彿させる割烹着型のだしぶくろは、単身世帯の食卓に、安心を与える事が出来るかもしれないと考えた。
調理中は割烹着がゆらぎ、人の気持ちを和らげさせるだろう。

打虫刀

佐藤卓賞(賞金5万円)

【受賞者】
三田地 博史 茨城県出身
小山田 拓司 宮城県出身

【受賞作】
打虫刀

三田地 博史/小山田 拓司

都市生活とは切っても切れない存在であるゴキブリ。その容姿は見る者に恐怖を与え、退治するにはかなりの勇気がいるものです。そこで、いつもの武器に一工夫。持つだけであなたの中の侍が目覚め、自信と勇気がわいてきます。
内蔵磁石を使って冷蔵庫などに備えておけば、突然の出現にも安心。不安が伴う虫撃退も、楽しめるイベントになります。

心安寺石庭

柴田文江賞(賞金5万円)

【受賞者】
齊藤 智法 神奈川県出身
澤田 翔平 神奈川県出身
稲葉 基大 東京都出身
末廣 豪 愛媛県出身
中津 祐一 三重県出身

【受賞作】
心安寺石庭

齊藤 智法/澤田 翔平/稲葉 基大/末廣 豪/中津 祐一

気付くと、現代の都会生活では、ゆっくり庭を眺めることが「贅沢な時間」になっていました。
そんな時代に、「庭を楽しむ」×「和菓子を食す」 ことで、新しい「安心な時間」を提案します。
石庭の岩石を模した黒胡麻の落雁と、季節ごとにモチーフが変わる落雁が一つ。
それらを砂糖の玉砂利の上に、自由に配置する。
いつものお茶の時間に、自分だけの石庭を楽しむ贅沢を。
この庭が、忙しい現代人の心のセラピーになると嬉しいです。

月見灯

原研哉賞(賞金5万円)

【受賞者】
川田 敏之 群馬県出身
斎藤 大輝 愛知県出身

【受賞作】
月見灯

川田 敏之/斎藤 大輝

竹の形は懐中電灯そのものです。月見灯は本体を上下に振ることで蓄電を行うため、電池を気にせず半永久的に点灯します。また光源を上に向けることで間接照明や常夜灯としての機能を併せもち、その灯りは天井に丸い月を映し出します。竹と月、古くから人の暮らしを支え、ときには道具として、ときには精神的な安らぎの存在としてあり続けてきました。月見灯、それはこれからの暮らしに安心を与える新しい照明の形です。

Handy Soap

水野学賞(5万円)

【受賞者】
森山 隆史 岡山県出身
篠崎 健吾 栃木県出身
田島 大成 富山県出身

【受賞作】
Handy Soap

森山 隆史/篠崎 健吾/田島 大成

都心のライフスタイルに合わせた新しい石鹸の提案です。 HandySoapは使い切りの小さな石鹸です。薬のような清潔感のあるパッケージに入っていて、手軽に持ち運ぶことができます。必要な時にサッと使え、非常時には分け合える事もでき、小さな安心を持ち運ぶ事ができます。

審査員コメント

小山 薫堂
小山 薫堂(放送作家/東北芸術工科大学教授)
実は、今回はこれまでで最もワクワクした気持ちで審査に参加させていただきました。というのも、「安心」というテーマに例年以上の面白さを感じていたためです。テーマの解釈の仕方で、デザインの幅が相当広がるだろうと期待していました。
が・・・それが逆に審査の閾値を高めてしまったのかもしれません。ずば抜けて面白い作品が例年よりも少ないように感じました。優等生の集まりで、目立ったはみ出し者がいない・・・そんな印象の年だったように思います。
もしかするとそれは審査する側にも責任があるのかもしれません。回を重ねるごとにだんだん欲が出てきて「商品化して売れそうなものを」という想いが強まっていることは事実。デザインコンペ開催の意味をもう一度考え直してみたい、と気づかされた審査でした。
佐藤 卓
佐藤 卓(グラフィックデザイナー )
Tokyo Midtown Awardの審査では、毎年面白いものに出会える。今年はテーマがテーマだけに、祈るような気持ちのものが多かった。そして審査中にも、デザインが「祈り」のような方向だけに向いてしまうのは、いかがなものかという意見も出て、確かにその通りだと思い、実社会に対して正面から向き合っているものを積極的に選ぼうとした。今年もそれぞれ、なかなか面白い作品が受賞したのではないかと思う。そして何より今年のグランプリは、商品化したら売れそうである。
柴田 文江
柴田 文江(インダストリアルデザイナー)
今年のテーマ「安心」に対して、エントリーされたほとんどの作品は、「安心とは自分自身のこころの内側にある」ということを表現したモノだったように感じた。自分を応援するお守り的なモノや、リラックスを促しこころを癒すもの、それらにデザインから届けられる優しさと思いやりが満載されたアイデアが並んだ。モノが人のこころに何をもたらしてくれるのか、これは私自身も探し続けていることだが、デザインが人らしく生きるための「知恵」だと再認識することができるいくつかの作品に出会えて、清々しい気分になった。
原 研哉
原 研哉(グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学教授)
このコンペ独特の雰囲気が出来上がってきたのを感じる。
大きなコンセプトよりも小さな幸福をつかんでいく視点やアプローチが、説得力を持つ。経済が順調に動いている時には美しく、目を奪うスタイリングが力を持つが、今日の日本のような状況では、小さくてもリアルな幸福を実現できる発想にひきつけられる。それが最もはっきりとあぶり出されてくるのが、このTokyo Midtown Awardである。今年は「安心」というテーマであったが、「お守り」のようなやや神仏の力に寄り添おうという傾向が強く出ていたように感じた。
デザインは神仏の力にはかなわない。そして、それでいいと思うのである。
水野 学
水野 学(アートディレクター)
デザインとは何か?私の頭には、漬物石のようにいつもこの言葉が重く置かれている。なぜなら、成熟した社会に於けるデザインとは、デザイナーの想像以上に重要な行為であると思っているからである。世界の人々は「武力による戦い」を嫌い、世界平和を願うようになった。しかし、「戦争」は「競争」という言葉に変わって世界中を支配している。(無論、戦争と競争では全く意味や行為は異なり、平和的な解決法として考える事ができる。)そこで重要になっているのが、様々な「競争力」である。これは、自己が他者と交流し、利益を生み出そうとすると、必ずついて回るものだ。現代社会に於いて競争力を強化する為に最も注目されているもののひとつ。それがデザインであると考えている。だからこそ、デザインは「ただ面白いもの」でも「ただかっこいいもの」でも、ましてや「ただ変わっているもの」でもなく、「良いものをつくること」をデザインとみんなが呼ぶようになる事を願う。

審査風景

審査風景

総括

デザインコンペは、「安心」をテーマに作品を募集し、1,077作品の応募がありました。審査会では「デザイン力」「提案(プレゼンテーション)力」、「テーマの理解力」、「消費者ニーズの理解力」、「商品化の可能性」を基準に、5人の審査員が応募シート(プレゼンテーションシート)を審査。第一部で入賞候補の選出を行い、第二部で論議を重ね、「グランプリ」1作品、「準グランプリ」1作品、「優秀賞」1作品、審査員各自が選んだ「審査員特別賞」を5作品選出し、計8作品が受賞しました。
「安心」というテーマをうけて、被災した際の安心・安全に役立つ提案が多かったのは、時代の雰囲気からして予想通りでした。提案された対象は、アプリや空間を含めて、日常の身の回りにあるもの全てといってよい広がりがあり、分野は多岐に渡りました。
これまでと同様に、入賞作品については、商品化の可能性を探っていきますが、商品化検討のプロセスを通じて、東京ミッドタウンがものづくりの現場とデザイナーをつないでいき、それぞれがより意味のある形で何かを学べる機会を提供できれば、と思います。
本コンペのスタイルであるプレゼンシート1枚での勝負は、自由である一方、1枚で表現する難しさがあります。今回入賞された応募者のシートを是非展示会場でご覧いただければと思います。ご応募いただいた全ての皆さま、今回はチャレンジしてくださり、ありがとうございました。

HP上の受賞作の作品写真は全て、受賞決定後に受賞者自身により制作頂いた模型を主催者が撮影したものです。審査の対象となったプレゼンシート内容とは異なります。各プレゼンシートは期間中展示スペースにてご覧いただけます。

協力
東京ミッドタウン・デザインハブ(http://www.designhub.jp/
後援
Hong Kong Design Centre(http://www.hkdesigncentre.org/en/index.asp
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