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Tokyo Midtown Award 2016 結果発表

Tokyo Midtown Award 2016 結果発表

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Tokyo Midtown Award 2016 デザインコンペ結果発表

概要

テーマ 「Anniversary」
審査員 小山 薫堂、佐藤 卓、柴田 文江、原 研哉、水野 学
グランプリ(賞金100万円)─── 1点
準グランプリ(賞金50万円) ─── 1点
優秀賞(賞金30万円)─── 1点
審査員特別賞(賞金5万円)─── 5点
※グランプリ受賞者を、世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」開催中に、イタリア・ミラノへご招待します。(グループの場合は2名まで)
応募期間 2016年6月24日(金)~7月25日(月)

受賞作

おつかれさま通帳

グランプリ(賞金100万円)

【受賞者】
小川 貴之/東京都出身
市川 直人/東京都出身

【受賞作】
おつかれさま通帳

小川 貴之/市川 直人

会社が個人に給料を振り込む際に、「給料」や「給与」といった取引内容欄に「今月もお疲れ様でした。」という一行を加えることができるサービス。ほとんどの場合が口座に毎月自動的に振り込まれる給料。そのせいで、そこには人が介在していないようにさえ感じられます。このサービスはたった一行の「お疲れ様」を通帳や取引内容欄に加えることで、働いてくれる人の1ヶ月の仕事に対する「感謝」の気持ちを同時に伝えてくれます。会社から個人へ。給料に添えて、ありがとうの気持ちを送れば、なんでもなかった毎月の給料日が、ちょっとした記念日になります。

おめでたい紙コップ

準グランプリ(賞金50万円)

【受賞者】
井下 悠/大分県出身

【受賞作】
おめでたい紙コップ

 井下 悠

記念行事やおめでたい日に張る紅白幕の模様の紙コップです。パーティの席などで、飲み物を注ぐ前に並べておけば、その場を華やかに演出しますし、乾杯の時に紅白の柄が集合すると、一層盛り上がります。この紙コップに注がれた飲み物を飲むだけでも、ありがたい気さえしてきます。

数字になるチョコレート

優秀賞(賞金30万円)

【受賞者】
小田 裕和/千葉県出身
深地 宏昌/大阪府出身

【受賞作】
数字になるチョコレート

小田 裕和/深地 宏昌

ならべかえて好きな数字を作れるチョコレートです。生まれて何年、出会って何年、始まって何年…、記念日は「数」を感じる日。そんな特別な日にチョコレートの数字を可愛く添えてあげてください。

審査員特別賞

THE BIRTH

小山薫堂賞(賞金5万円)

【受賞者】
関戸 貴美子/サンフランシスコ出身

【受賞作】
THE BIRTH

関戸 貴美子

このウイスキーボトルは、子どもの出生時体重と同じです。産まれたばかりの子どもをおそるおそる抱き上げたときの感動を、そのとき感じた命のはじまりの重さを、ウイスキーボトルにして手元に残しませんか。子どもの誕生年に醸造されたウイスキーは、子どもと一緒に時を重ね、子どもが二十歳の誕生日を迎えるのを静かにそこで待っています。このウイスキーを、この重さを、これからの時間を、新しい命を授かるすべての二人に捧げます。

MIZUHIKI PEN

佐藤卓賞(賞金5万円)

【受賞者】
大垣 友紀惠/千葉県出身
松尾 拓弥/千葉県出身

【受賞作】
MIZUHIKI PEN

大垣 友紀惠/松尾 拓弥

水引を自由に自分のアイディアで描くことができる『MIZUHIKI PEN』。和の記念日にも、洋の記念日にも、型にとらわれることなく、贈り手や、受取り手の、その人らしい水引で、お祝いの気持ちを盛り上げることができます。また、お祝いの内容を具体的に表現すれば、ひとり一人のお祝いにぴったりとカスタマイズすることができ、真心が一層伝わります。日本人にも外国人にも、和の遊び心で、モダンに楽しんでいただけるように考えました。

HAPPINESIN

柴田文江賞(賞金5万円)

【受賞者】
新美 宏樹/愛知県出身
浜田 智子/東京都出身

【受賞作】
HAPPINESIN

新美 宏樹/浜田 智子

日々の生活にちょっとした喜びを。 出現したら少しだけ幸せになる ステープラーの針。その名もHAPPINESIN。針の中に一つだけ 幸運の針がまじってる。それが出た日は良いことがあるかも。

キャンドル付箋

原研哉賞(賞金5万円)

【受賞者】
ミッドナイトクラブ
Jananya Julsaksrisakul
/タイ出身
Vorakit Chuangmaneedechakij
/タイ出身

【受賞作】
キャンドル付箋

ミッドナイトクラブ

最も身近な記念日である誕生日。会社や学校で上司や同僚、友人の誕生日を祝いたいけれど大掛かりなサプライズはちょっと照れくさい。そんな奥ゆかしいあなたにおすすめしたいのがこの「キャンドル付箋」。ちょっとしたプレゼントに貼ってもよし、ぺたぺたと机に貼ってもよし。貼れば貼るほどインパクト大。もちろん付箋なのでお祝いのメッセージも添えられます。まわりの仲間を巻き込んで、気軽なサプライズをしてみませんか?

江戸切子プラカップ

水野学賞(5万円)

【受賞者】
築地 彩水/東京都出身
吉岡 健一郎/東京都出身

【受賞作】
切子プラカップ

築地 彩水/吉岡 健一郎

せっかくの記念日は特別な日にしたい!ハレの日を感じさせる切子も、プラスチックカップなら気軽にパーティーに使えます。

審査員コメント

小山 薫堂
小山 薫堂(放送作家/東北芸術工科大学教授)
かつて「広告は時代を映す鏡」と言われたことがあった。そして今、「デザインは社会の気分を映す鏡」であることは間違いない。
今回の「anniversary」という課題に対し、多くのデザイナーが同じことを考えた。「特別な日」をデザインでより特別に彩る・・・のではなく、「ありふれた日常」の中に、デザインの力で価値ある瞬間を生み出したい、という想いだ。
遠い憧ればかりを追い求めるのではなく、近すぎるが故に見えなくなっている“身近な幸せ”を再発見したいと思っている人が多いのかもしれない。たくさんの秀作を見ているうちに、背伸びしない生き方を教えられた気がして、今年の審査会はとても素敵な時間となった。
応募してくださった全てのみなさん、ありがとうございました。
佐藤 卓
佐藤 卓(グラフィックデザイナー )
このコンペは、数多あるデザインコンペの中でも、毎年かなりユニークな作品が出品されてくるコンペです。真っ当な提案というよりも、何か心をくすぐる提案がいつも多く見受けられます。その理由は、最終的には商品として成立することを目指しているからでしょう。美しいだけでは、人はその物を自分の物にしたいとは思いません。自分の物にしたいと思う気持ちを、言葉にするのは難しいのですが、それはどこかに何らかの愛おしさを感じるものなのだろうと思います。それが「面白い」や「カワイイ」の感情に繋がっているのでしょう。今年の出品作品は、ややおとなしい印象を受けたものの、賞が決まってみると、これがなかなか面白いのです。ぜひゆっくりご覧ください。
柴田 文江
柴田 文江(プロダクトデザイナー/武蔵野美術大学教授)
2016年のエントリーは、誰もが感じる「アニバーサリー」という概念の中に、デザインの切り口を見出そうとした作品が多かったように思います。既に人々に認知されているアニバーサリーのモチーフを展開するアイデアが、偶然にも数多く重なって提案されていたことは、このような日常的なテーマに対してオリジナルなデザインを生み出す難しさを感じさせました。そんな中にあっても、これまでにない「アニバーサリー」のシーンを生み出す幾つかの作品は、慣れ親しんだ懐かしさの中に独自の世界観を表現していて、暮らしに根付きそうなリアリティーが感じられ高く評価されました。
原 研哉
原 研哉(グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学教授)
お祝いもののアイデアというのは、世の中に無数にあり、その中で抜けよく、胸のすくようなアイデアを生み出すのは大変なことである。今回の審査は、当初、票が多数入っていたものが類似のチェックを経て、次々と選外になっていった。その中で、通帳の給与の入金欄の下に、「今月もお疲れ様でした。」の一言を記入するという案は、着想に高い独創性があり、そこに、評価が集まった。具体化できるかどうかは銀行次第であるが、どうか、頭のやわらかい銀行に採用してもらえると嬉しい。
水野 学
水野 学(クリエイティブディレクター/慶応義塾大学特別招聘准教授)
「デザインとアートの違い」について度々質問を受ける。僕は決まってこう答えることにしている。「20世紀前半頃までに制作され、現在美術館に所蔵されているアート作品の多くは、その美術館に飾られることを主目的と考えて作られていないものが多い。冬に枯れてしまう花を描いて部屋を飾ったり、お互いの肖像画をお見合い写真のように送り合ったり、遠近法などの技術の発明に役立てたり、布教活動などに用いたりしてきたものを後世の人々が美術館に所蔵した。つまり、本来の制作目的を考えれば、現代におけるデザインと同義だと思う」と。デザインというものは、いつの時代も変わらず、人々の心を動かすものでなくてはならないのだろう。自戒をこめて。

審査風景

審査風景

総括

デザインコンペは、「Anniversary」をテーマに作品を募集し、1,249作品の応募がありました。

審査会では「デザイン力」「提案(プレゼンテーション)力」、「テーマの理解力」、「消費者ニーズの理解力」、「商品化の可能性」を基準に、5人の審査員が応募シート(プレゼンテーションシート)を審査。1次審査で入賞候補の選出を行い、2次審査で論議を重ね、「グランプリ」1作品、「準グランプリ」1作品、「優秀賞」1作品、審査員各自が選んだ「審査員特別賞」を5作品、計8作品を選出しました。

今年の応募作品を振り返ると、プレゼントや食事に関わるものが多く、これはテーマからの素直な連想なのだろうと思います。一方で、カレンダーや時計などAnniversaryを忘れないための提案と、キャンドルやラッピング、クラッカーなどAnniversaryを演出するための提案も目立ちました。

こうした中でグランプリとなった作品は、日常で見落としそうになる瞬間をすくい上げて、粋なコミュニケーションを挿入するものでした。デザインという言葉の狭義の意味が魅力的なビジュアルを作ることなのであれば、今年のグランプリは“デザインをしていない”とも言えます。もちろん、広義の意味でデザインという言葉を解釈することが当たり前となった昨今においては、“見事にデザインしている”と言えるのですが。

デザインコンペではこれまでにも、サービスと結びついたデザインやイベントといった提案にグランプリを授与してきた経緯はあります。それをふまえても、ビジュアル面で新奇性を伴わない今年のグランプリは、デザインという言葉の意味の再認識を我々に迫り、その可能性の先端を感じさせます。

様々なものがデータでやりとりされ、直接のコミュニケーションが少なくなっていく現代社会。そこに残された数少ない瞬間をクローズアップして、そこに温かみを補う。その現代社会への眼差し、気づき、ユーモアは、まさにデザインの力であり、グランプリに相応しいと考えます。

これまでと同様に入賞作品については、商品化・実現化の可能性を探っていきます。
主催者として、日本の文化、伝統的な技術や素材を活かした作品を、商品化サポートを通じて、日本だけではなく海外にも発信していきたいと考えています。

最後になりましたが、ご応募いただいた全ての皆さま、今回はチャレンジしてくださり、ありがとうございました。

HP上の受賞作の作品写真は全て、受賞決定後に受賞者自身により制作いただいた模型を主催者が撮影したものです。審査の対象となったプレゼンシート内容とは異なります。各プレゼンシートは10月14日(金)~11月6日(日)の期間中展示スペースにてご覧いただけます。

協力
東京ミッドタウン・デザインハブ(http://www.designhub.jp/
株式会社JDN(http://www.japandesign.ne.jp/
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