Soundscape

東京ミッドタウン ガレリア BGM セレクション

Produce by 細野 晴臣 / Haruomi Hosono

今回ミッドタウンという場で流れる音楽の選曲を考えるにあたって、あらためて音楽のもつ固有な印象や個性というものを見直す機会に恵まれました。
音楽は現代社会では否応なく飛び込んでくるので、自発的に聴くということは生活の中でも限られた時間でしかなくなってることも重要です。特にプロムナードのような人々の行き交う場では、音楽は聴くものではなく空間のオブジェに変貌するものであり、それ故に際だった個性は場のバランスを壊すことになります。
幸い、多くの「良き」音楽はある法則を伝統的に継承していることで、社会との融和性を保ち続けることが可能になってます。その法則とは快感原則とでも言える、人の気持ちを良くさせようとする洗練された技法のことでもあります。際だった個性はそういった法則を逸脱する力があるだけに、店内などには不向きだと痛感しました。耳をそばだてることがないような選曲にしたつもりです。
とはいえ、選曲した音楽群は時代性という個性を持つもので、40年代、50年代、60年代、など10年単位で時代のもつカラーが変化することに注意をはらいました。

昼の音楽はなんといっても50年代の洗練されたポップスが最適だと思います。その時代の音楽ほど気品があり、しかも都会をかんじさせるものはありません。ミッドタウンという空間で思い切り都会を感じて欲しいと思いました。
夜の音楽はその延長でも良かったのですが、日が落ちれば人の気持ちも変わり、そこにはより現在的な都市の空間が立ち現れるだろうと感じ、音響をテーマに選曲しました。

これらの音楽がミッドタウンの空間とどう反応するのか・・不安でもあり楽しみでもあります。自分でもその場に行ってチェックしつつ、修正などもあり得るでしょう。願わくば人々が耳をそばだてないことを・・。そして欲をいえばウキウキしてくれることを願ってます。

Produce by 細野 春臣 / Haruomi Hosono

Day Time “2010, Town Odyssey”

このミッドタウンの音楽も一年が経とうとしてます。選曲はほとんど自分のMacのハードディスクに蓄えられた「蔵書」~ライブラリーから引っ張りだしてきました。仲間の岡田崇、コシミハルもそのように選曲していました。行き交う人々の邪魔にならず、しかも一定の気分を保証するような音楽というものは?・・そんな枠を考えながらの選曲は簡単じゃありませんでしたが、それは楽しい作業でもありました。1年ではさすがにネタ切れかとも思われましたが、音楽はどうやら無尽蔵の宝の山のようで、しかも一度使用しても減ることが無く、元に戻せる不思議な存在でもあります。「2010 Town Odyssey」は「2001 Space Odyssey」のモジリですが、何度も聴きたくなる、そういう音楽こそ社会の背景に、隠れた場所に息づいている、そんな街への賛歌、というコンセプトです。

Night Time “2010, Dream Odyssey”

真冬の夜のミッドタウン。
星空のきれいな季節になりました。
過ぎ行く時を感じ、新たなる時に夢を馳せ、夜のミッドタウンを楽しんでいただけるようロマンティックな夜の雰囲気を選曲してみました。楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

東京ミッドタウン ガレリア BGM とのコラボレーション

Soundscape vol.1 菊地 成孔 & 南博 「花と水」 全国CDショップにて絶賛発売中!

東京ミッドタウンの2008年度ガレリアBGMセレクションを担当した人気ジャズサックス奏者、菊地成孔とのコラボレーションアルバム。ムーディなジャズ・スタンダードから自由な即興演奏、そして有名なJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲(TOKYO FM 毎週金曜18:30~19:00 「Lifestyle Museum」ラジオCFでお聴きいただけます)まで、サックスとピアノのデュオによるその耽美的なサウンドは、まさしく音楽におけるJapan Valueの結晶です。

「花と水」EWCD 0159 定価¥3,000 (税抜価格¥2,858)

主な収録曲

  • ブルー・イン・グリーン(M.デイビス)
  • ラッシュ・ライフ(B.ストレイホーン)
  • ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング(M.ルグラン)
  • チェンバロ協奏曲第五番ヘ短調第二楽章 ラルゴBWV.1056(J.S.バッハ)他

全14曲収録

東京ミッドタウン ガレリア BGM とのコラボレーション

Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM

TOKYO FM Midtown Studioから毎週金曜日18:30-19:00にオンエアしている『Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM』がこの4月からリニューアル。新ナビゲーターにピーター・バラカン氏を迎え、FM東京アナウンサーの村田睦さんとともに、毎週魅力的なゲス トトーク&幅広い音楽をお送りしてまいります。オンエアを聞き逃しても大丈夫。新たにPodcastを導入したので、世界中どこからでも、24時間いつでもトークをお聞きいただけます!

ゲスト予定表
2月12日(金) 鎧塚俊彦 (パティシェ)
2月19日(金) 柳 正彦 (クリスト展プロデューサー)

プロフィール

1951年イギリス出身。1988年の番組開始以来司会を務める報道番組「CBSドキュメント」(TBSテレビ)を始め。テレビからラジオ、雑誌など幅広いメディアで活躍するブロード・キャスター。今年で日本在住34年目。その豊富な知識と音楽への深い愛情は、アーティストや音楽ファンから大きな信頼を得 ており、著作に『ロックの英詞を読む』(集英社インターナショナル)、『ぼくが愛するロック名盤240』(講談社プラスアルファ文庫)などがある。

ピーター・バラカン氏

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