Exhibitionエキシビション

ギリギリ・ルームGiriGiri Room

日常と非日常の境界The edge between the ordinary and the extraordinary

日常がちょっとしたことで非日常に変わる、そうした現象に注目する作品が集まります。どこにでもありそうな家具、誰もが知っている物が少し変わった方法で私たちの前に現れた時、私たちはもっと繊細に日常と非日常の境界を見つめるようになるでしょう。

This room contains a collection of works that focus on the phenomenon of the ordinary changing into the extraordinary with little things. Once we see plain old everyday furniture or objects we use all the time appear in ways slightly different to how we are used to, we will get a better feel for the edge between the ordinary and the extraordinary.

Balance from Within バランス フロム ウィズイン
©Jacob Tonski
Exhibition
均衡と崩壊の境界

No.01Balance From Withinバランス フロム ウィズイン

日時

場所
プラザB1「無印良品」前 Plaza B1

170年前に作られた古いソファが1本の脚で佇む作品です。緻密なコンピュータ制御と、人工衛星にも使われるリアクションホイールによるロボット機構によって、ソファは常にバランスを保っています。いつバランスが崩れるかわからない均衡と崩壊の境界に挑んでいることが、ひと目で見て取れるでしょう。

ジェイコブ・トンスキー

ジェイコブ・トンスキーアーティスト

©Jacob Tonski

ジェイコブ・トンスキー
©Jacob Tonski

ジェイコブ・トンスキーアーティスト

時間や重力といった事象を使って、おもちゃと道具の中間のようなキネティックな作品を制作。現在はシカゴ美術館附属美術大学で教鞭をとる。 http://jacobtonski.com/

メッセージmessage

「社会関係に内在する脆弱さというメタファーを、架空のものでなく本当に起こりうる危険性(例えばソファは実際に倒れる可能性がある)で表現したくて生まれた、常にバランスをとり続けるキネティックな作品です」

The Long Now ザ・ロング・ナウ
Photo by Kristof Vrancken
Credits: Realised within the framework of EMARE Move On at OBORO's New Media Lab and a residency at Rustines|Lab,Perte de Signal,both in Montréal,Canada.With support of the Culture Programme of the European Commission,the Goethe Institut,the Conseil des arts et des lettres du Québec and FACT.
Exhibition
脆弱と安定の境界

No.02The Long Nowザ・ロング・ナウ

日時

場所
プラザB1「無印良品」前 Plaza B1

シャボン玉は、通常わずか数分間しか安定しません。そのため古典的なヴァニタス(虚無)のシンボルのひとつとされ、古くから瞬間的なものや人生のはかなさを表します。「The Long Now」は現代的なアプローチによって、シャボン玉の寿命をのばし、永遠にとどめておくことを目指しています。シャボンの泡は脆弱性と安定性の境界に浮かび続けるのです。

ヴェレーナ・フリードリヒ

ヴェレーナ・フリードリヒアーティスト

Photo by Jessica Schäfer

ヴェレーナ・フリードリヒ
Photo by Jessica Schäfer

ヴェレーナ・フリードリヒアーティスト

オーガニック、電子、彫刻をメディアとして使い、タイム・ベースドなインスタレーションを制作。オッフェンバッハ造形大学などで教鞭をとる。 http://heavythinking.org/

ObOrO オポロ
©ryo kishi
Exhibition
制御と制御不能の境界

No.03ObOrOオボロ

日時

場所
プラザB1「無印良品」前 Plaza B1

提灯の火や、霞んだ月明かりなど、朧げな揺らぎを持つ光は、古来より人々を魅了してきました。「ObOrO」は、そんな制御ができない偶発的な光の揺らぎを生み出す照明装置です。糸やワイヤーといった支えを一切持たず、空気によってのみ制御される光の球は、不完全な制御によって空間を揺らぎ、危うさ、脆さの魅力を生み出します。「ObOrO」は、その場に存在する不確かなもの、制御と制御不能の境界に浮かんでいるのです。

Ryo Kishi

Ryo Kishiアーティスト

©ryo kishi

Ryo Kishi
©ryo kishi

Ryo Kishiアーティスト

2010年東京大学大学院修了。技術やツールにこだわることなく現象に着目した実験制作を行い、国内外で作品を発表。文化庁メディア芸術祭新人賞などを受賞。 http://ryokishi.org/

メッセージmessage

「誰しも一度は、ロウソクの火に手をかざしたことがあるだろう。この行為は、とても本能的であり、衝動的だ。そんな人間の衝動を駆り立てる作品を作りたいと思い制作したのがObOrOである。“不完全”な“制御”という相反する2つの要素を作品に組み込むことで、朧げな揺らぎが生まれ、思考でなく感性を刺激する存在となる。ぜひ衝動の赴くままに浮遊するボールに触れ、危うさ、脆さの魅力を自らの手で感じてほしい」

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