本部パウロです。
先日、夏期休暇で、NYへ行ってきました。
NYといえばアートの街。様々な場所を訪れましたが、アートに関連する部分を中心に旅の1ページをレポートしたいと思います。
今回、私が訪れたのは、言わずと知れたNYを代表するアート施設、メトロポリタン美術館とニューヨーク近代美術館(MOMA)。
まず訪れたのはメトロポリタン美術館。
メトロポリタン美術館中央入口
教科書でおなじみの、ゴッホやルネのオリジナルを見られる他、甲冑や遺跡の一部など、美術館と博物館を組み合わせたかの様にたくさんの種類の展示品があり、見ごたえ充分。日本にはこういった大型美術館はありませんよね~。
多数の常設展示の他に企画展も多数開催し、地元(NYっこ)は常設展ではなく企画展だけを見に来ることもあるそうです。このときはフランシス・ベーコン展が開催されていました。一日では廻りきれないことは承知ですが、4時間滞在し、見たいものは見てきました。
さて、この美術館が面白いのは、入館料のシステムです。大人の入場料金は20ドルなのですが、こちらは「推奨金額」。つまり、必ずしも20ドル払わなくても、1ドルでも、30ドルでも自分が払いたい金額を払えば入館できるシステムです。旅の間に何回も訪れたい人や、お金が無くてもアートに触れたい人にはありがたい。
海外の美術館には多いそうですが、アートが身近になる、良いシステムだと思いませんか?
メトロポリタン美術館の、しいてはNYの懐の深さに感動しつつ、この日は終わりました。
翌日はMOMAに行ってきました。
近代美術館という名にふさわしく、マンハッタンの中心にその美しい建物は建設されていました。
MOMA中庭
足を踏み入れた、とある展示室。黒い帯に見えるもの・・・。それは人の名前。
なんと、訪れた人の名前が作品の一部になっているのです!
係の人が、訪れた人の身長を測り、その背の高さに名前と訪問日を記入していきます。
パウロ(Paulo)ももちろん書いてもらいました!見つかりますか?
・・・。
私は150cmの小柄のため、壁の白い部分に堂々と名前が書かれてしまいました。この画像は、名前が集中する平均地帯ゾーンです。良く見ると、様々な地域の名前が見えます。
自分がアート作品の一部になる、何とも楽しい体験。この体験を通して、再びNYの、人とアートとの身近さを強く感じました。
その他の展示室では、ピカソやダリなど有名どころの作家の作品や、現代アーティストの実験的な作品が見られ、大満足だったMOMA。私としては、NY滞在のハイライトとも言える場所になりました。
さて、今回はメトロポリタン美術館とMOMAのレポートをお届けしましたが、次回はNYの街中にある、さりげないアートをお届けしたいと思います。
NY興奮熱がさめやらぬ、本部パウロでした。