「世界を変えるデザイン展」が東京ミッドタウン・デザインハブにて開催中です。連日多くの方が訪れている様子。
※とても立派な展覧会紹介ボード。
このタイトルから、どんなものが展示されていると想像しますか?
未来型最新デザインでしょうか。
はたまた、ちまたをにぎわせている、様々なモバイルデバイスでしょうか。
一番わかりやすくこの展覧会を具現化している表現を英語のサブタイトルに見つけました。
"Imagine another world through the products"
(「プロダクトを通じて別世界があることを想像してみよう。」というような意味です)
例えば、このプロダクト。
「エンブレイス」という商品で、赤ちゃんの体温を暖かく保つ幼児保育器。従来の保育器の100分の1のコストで調達できるそうです。
日本で未熟児で生まれてきたら、病院の保育器が当たり前のように用意されていますが、発展途上国では、低体重で生まれる幼児が毎年2,000万人を超え、そのうち体温を保てずに死亡してしまう数は400万人もいると言われています。
このプロダクトで、何人もの命を救えるかも知れません。
その他にも今日本の私たちが生活の中ではあたりまえにできることができない地域で活躍する、様々なプロダクトがずらっと展示されいます。
デザインという言葉の持つ幅広い世界を改めて確認したような気持ちになる展覧会でした。
是非、お立ち寄りください。明日、13日(日)までです(入場無料)。
※この展覧会の企画者の方の声がPODCASTでお楽しみ頂けます。出かける前に是非聴いてみてください。
コチラから(2010年5月31日放送分です)
Written by ルー
※同名の展覧会が「AXIS」ギャラリーでも開催中です。ハブではプロダクト中心ですが、AXISギャラリーではプロセスや様々なプロダクトの背景が紹介されています。あわせてご覧ください。