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1土の群島

3Dプリンター等の次世代の建築工法でつくる土のオブジェを通して、自然との対話をいざなう循環型インスタレーション

芝生広場に浮かぶ、土の群島をつくります。建設時に廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせることで建材としての材料強度をもたせ、3Dプリンターやさまざまな構法で造形します。幼い頃に砂場で城や山をつくって遊んだように、自由に造形された群島に触れ、身を預け、長い年月を経た土の時間と、私たちが立つ大地の下の世界について、共に想像してみましょう 。

期間
10月6日(金)~10月29日(日)荒天中止
時間
11:00~21:00
場所
芝生広場
料金
無料
クリエイター
建築家・浜田晶則
主催
東京ミッドタウン
協力
株式会社 Lib Work
TSP太陽株式会社
早稲田大学 輿石直幸研究室
日本ストローベイルハウス研究会
大橋左官
VOID株式会社
株式会社ExtraBold
株式会社 Hodge
株式会社構造計画研究所
土の群島ができるまでの流れを図で表しています

私たちが立つ大地の主成分である土を循環させていく

大地は多くの微生物などの生命活動によって、長い年月をかけて生成された土で主に構成されています。それを掘り起こし、人類はさまざまな形で使っていますが、現在、建築や土木の建設のプロセスでは大量の残土が発生しています。その残土を用いて、自然素材の硬化剤と土を混ぜ合わせ強硬度な素材をつくります。3Dプリンター等を駆使し、その素材を使って、高い造形力と環境への配慮を両立した、次世代のオブジェや建築をつくります。土でできた建築物は役割を終えた後、再び大地へとかえります。そしてまた、土という素材として人類が活用していきます。

クリエイター紹介

浜田晶則

浜田晶則Akinori Hamada

1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。
2014年AHA 浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。
明治大学兼任講師。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法により建築とデジタルアートの設計を行い、人と自然と機械が共生する社会構築をめざしている。主な作品として「綾瀬の基板工場」(2017)、「torinosu」(2020)。主な著書に『オルタナティブ・パブリック』(2023)。現在は、大阪・関西万博のトイレ施設、TIMELESS COURT IZUなどのプロジェクトが進行中。

https://aki-hamada.com/

Creator Message

私たちが立つこの大地は、多くの微生物などの生命活動によって、長い年月をかけて生成された土で主に構成されています。現在、建築や土木の建設プロセスで大量の残土が発生しています。この作品は、廃棄物として捨てられる土をテクノロジーによって生まれ変わらせ、積極的に利用していく未来へのプロジェクトの第一歩です。地球環境に配慮しながらも楽しく生きる暮らしを、デザインによっていざないます。

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