Exhibitionエキシビション
ギリギリ・スクエアGiriGiri Square
生物と人工物の境界The edge between living beings and artificial creations
AIやロボット、バイオテクノロジーの発達によって身体や知性、生命そのものに迫る技術が進化し続けています。ギリギリ・スクエアには、新たな生き物や生物らしさに着目し生き物と人工物の境界に迫った作品が集まります。
The rise of artificial intelligence, robotics, and biotechnology is evolving into technologies that are pushing upon our bodies, intelligence, and even on life itself. The GiriGiri Square brings together works that focus on new types of life or the appearance of life to show the edge between living beings and artificial creations.

- Exhibition
- 生き物と人工物の境界
No.04πTonピトン
- 日時
- 場所
- アトリウム(ガレリアB1) Atrium
無脊椎動物のような巨大なゴムチューブが床をうごめくサウンド・インスタレーションです。チューブは人工的な音の装置を持った4人に囲まれて、曲がりくねり、動き回ります。原始的な生き物のように動く「πTon」は、生き物と人工物の境界にある生き物らしさについて、見る人に意識させるでしょう。
パフォーマンス時間Performance Time |
2.21 THU 17:45~18:10 2.22 FRI 18:30~18:55 2.23 SAT 15:30~15:55 / 18:30~18:55 2.24 SUN 15:30~15:55 |
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Cod.Act コッド・アクトアーティスト
©Vavier Voirol

Cod.Act コッド・アクトアーティスト
ミュージシャン、作曲家であるアンドレと建築家であるミッシェルのデコスター兄弟によるアートユニット。サウンドやインタラクティブな要素を駆使した数々の作品を発表している。 http://codact.ch/
credit: Cod.Act are Michel and André Décosterd (CH)

- Exhibition
- ヒューマンとヒューマノイドの境界
No.05SEER: Simulative Emotional Expression Robotシーア
- 日時
- 場所
- アトリウム(ガレリアB1) Atrium
視線と表情の表現力を追求した小型のヒト型ロボットです。左右の眼球を注視点に結ぶ制御によって「視線」を作り出し、意思を持って外界や他者に注意を向けているかのような印象を作り出しています。またカメラで対面者を捕捉して、アイコンタクトと、眉による表情ミラーリング(顔まね)を行います。こうした対面での非言語的な応答性がいかに「人らしさ」を感じさせ、それが重要であるかを示す作品です。

藤堂高行 Takayuki Todo アーティスト

藤堂高行 Takayuki Todoアーティスト
アート、デザイン、エンジニアリングを横断する先端技術領域で学び、「ヒト型ロボットの視線インタラクション表現」をテーマに研究・作品制作を行う。 http://www.takayukitodo.com/
[制作協力] 制御プログラム:三井所高成、電子回路設計:小山裕貴

- Exhibition
- 欲求と倫理の境界
No.06私はイルカを産みたい… I Wanna Deliver a Dolphin...
- 日時
- 場所
- アトリウム(ガレリアB1) Atrium
人口過剰と緊張した地球環境を考え、人間を増やすのでなく絶滅の危機にある種(例えばサメ、マグロ、イルカなど)を代理出産することを提案する、スペキュラティブな作品です。生き残るために子孫を得ること、生きるために他の生物を食べること、それらが動物の代理出産という形でつながる、生物としての欲求と倫理の境界を模索する作品です。

長谷川 愛 Ai Hasegawaアーティスト、デザイナー

長谷川 愛 Ai Hasegawaアーティスト、デザイナー
生物学的課題や科学技術の進歩をモチーフに、現代社会に潜む諸問題を掘り出す作品を国内外で展示。2017年4月から東京大学大学院にて特任研究員としても活動。 https://aihasegawa.info/