「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」のインスタレーション作品「リレキの丘」については、クリエイターの意向により、作品展示を以下のとおり変更いたします。

10月11日(金)~10月17日(木):作品の施工のプロセスをご覧いただけます。
10月18日(金)~11月4日(月・振休):完成した作品をお楽しみいただけます。
※10月12日(土)~10月14日(月・祝)の「リレキシール」配布は実施いたします。(数量限定)

クリエイター/クマタイチ氏のコメント

10月11日(金)からのイベント開始時点では「リレキの丘」は未完成状態です。木の集成材のフレームのみですが、これから床となる合板が張られていきます。

ぼく自身、工事の過程に立ち会っている中で、この東京ミッドタウンを訪れる人たちが如何にこの作品の施行過程に注目しているのかを見て本当に驚きました。日常的に、工事現場は仮囲いで覆われまったく見えないものです。しかし、ここでは木材を人が運び、組み立てている様子がオープンになっています。

これは、公共的な場の一つのつくり方、つまり「リレキ」の共有がすでにはじまっているように思いました。フレームの状態から、日々、木材が貼られていき変化していく姿を是非楽しんでいただきたいと思い、急遽ではありますが工事の過程も作品の一部として公開することといたしました。

会期序盤は場がつくられる過程を楽しみ、建築を少しでも身近に感じてほしいと思っています。完成した作品は10月18日(金)に公開予定で、作業を進めていきます。

施工過程から「リレキの丘」を目の当たりにした人たちが、完成後、この場にどのようなリレキを残していくのか。期間中に何度も足をお運びいただきお楽しみいただければと思います。

01 リレキの丘

集う人々の行動がつむがれて、新しい景色が生まれていくインスタレーション

3つのリングがずれながらつながる、木でできた地形のインスタレーションが登場。3次元的な曲面は、子ども大人問わず、さまざまな遊びの感覚を呼び起こします。週末には、木の表面に体験者の行為が描かれた色の異なるステッカーを貼ってもらい、その場の履歴として残していくことで、ばらばらだった点が模様のように、やがてカラフルになっていきます。ひとりひとりがその場の履歴として残すことで、体験する人にとって特別な愛着を持った公共の場となります。
期間 :
10/11(金)~11/4 (月・振休)
時間 :
11:00~19:00

雨天中止

場所 :
芝生広場
料金 :
無料
クリエイター :
クマ タイチ
主催 :
東京ミッドタウン
協力 :
株式会社シェルター
株式会社つむら工芸

歪んだ地形は
コミュニケーションを生む

木材の構造や工法でのチャレンジにより、大中小3つのリングがつくりだす地形は1、2、3階ではなく、距離感が歪んだ新しい地形。遠くに行ったつもりなのに距離が詰まったり、横にいるはずのない人が急に隣に現れたり、思いがけない場面を生み、コミュニケーションを生みだします。

クリエイター紹介

クマタイチの写真

クマ タイチTAICHI KUMA

建築家。TAILAND主宰。1985年東京都生まれ。ニューヨークの設計事務所勤務を経て、2020年から東京を拠点に活動し、設計とシェアハウスなどの運営を行うTAILANDを始動。「隈研吾建築都市設計事務所」のパートナーも務める。代表作に「SAZAE」「SHAREtenjincho」「Weaving Carbon Fiber Pavilion」など。2024年10月には初のホテル「SHORTsuido」を文京区水道にオープン予定。
https://taichikuma.jp/

Creator Message

多様な解釈の可能性を持った、木でできた地面。街中のグラフィティ、神社の木に結ばれたおみくじ、橋につけられた南京錠、犬のマーキング。公共の場に残された個人の足跡。その足跡をヒントに次の行為が生まれてくる。3つのリングで構成された曲面が、多様な行為と人の混ざり合いをつくり、芝生広場に新しい視点を提供する。

WEEKEND EVENT

週末は「リレキシール」を貼って作品を彩ろう!

期間 :
10/12(土)~11/4 (月・振休)の土・日・祝日
(10/12・10/13・10/14・10/19・10/20・10/26・10/27・11/2・11/3・11/4)
時間 :
11:00~ 雨天中止
料金 :
無料 / 先着順 予定枚数が無くなり次第終了
配布場所 :
芝生広場

会期中の土・日・祝日は、来場された方に「リレキシール」を数量限定で配布します。来場者がおこなった行為を表現したシールを「リレキの丘」の表面に残していくことで、やがて模様のように丘がカラフルに彩られていき、景色を変化させます。

CREATOR

平野篤史・赤間冴江子
(AFFORDANCE)
Atsushi Hirano・Saeko Akama

平野篤史が設立したデザインスタジオ AFFORDANCE。グラフィックデザインを軸に、ブランディング、VI、CI計画、サイン計画、空間デザインなどを行っている。デジタルからアナログまで表現を問わず、スタディから生まれる、ユーモアや偶然性までも包括する奥行きのあるデザインを目指している。

ONE DAY EVENT

1日限定!
「リレキの丘」で、蓮沼執太氏のライブセッションを開催

開催日 :
10/20(日)
時間 :
15:00~16:00 雨天中止
料金 :
無料 / 自由観覧(事前申込み不要)

混雑状況により観覧制限をおこなう場合がございます。

幅広いジャンルで活躍する音楽家・アーティストの蓮沼執太氏を迎え、10/20(日)に「リレキの丘」で1日限りのライブセッションを開催します。

CREATOR

蓮沼執太Shuta Hasunuma

蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを制作する。

WORKSHOP

青森ねぶたの廃材でキャンドルホルダーをつくり、芝生広場で灯してみよう!

期間 :
10/12(土) ~10/14(月・祝)
時間 :
15:30-16:30(予定) 各日20名
所要時間 :
約1時間
場所 :
ミッドタウン・カンファレンス (ミッドタウン・タワー4F)
参加対象 :
5歳以上 小学生以下は保護者同伴
料金 :
2,000円(税込) 現金のみ
参加方法 :
Creemaサイトより事前申込み(10月6日まで受付)予約枠に空きがあれば当日参加可
協力 :
Creema

今年の「青森ねぶた祭」終了後に廃棄される、ねぶたの和紙を使ったアップサイクルのキャンドルホルダーを作ります。光を灯すと、美しいねぶたの模様が浮かび上がります。完成した作品は芝生広場で灯してみます。

作品はお持ち帰りいただけます。