02 都市の共動態

自身が住む環境下での過ごし方を再発見するインスタレーション

ミッドタウン・ガーデンの微地形を3Dスキャンし、そのデータを基にコンクリートキャンバスでデザインされたプリミティブなオブジェ群が現れます。普段は何もない場所に出現したオブジェに、人々はどう反応するのでしょうか。立ち止まる、観察する、写真に撮る、さわる、座る、寝る…。都市空間は便利な環境が当たり前となり、人々の意識や身体は受動的になりつつあります。日常で意識することのない都市の潜在的な情報を可視化、立体化することで、人々のさまざまな感性や行動を刺激して、あらためて自身が住む環境での過ごし方を発見する機会を創出します。
期間 :
10/11(金)~11/4(月・振休)
時間 :
11:00~19:00

雨天中止

場所 :
ミッドタウン・ガーデン
料金 :
無料
主催 :
東京ミッドタウン
クリエイター :
津川恵理(ALTEMY)

インスタレーションの素材には、水をかけるだけで、薄く高耐久・水密性が高い、火にも強いコンクリート面を作れる「コンクリートキャンバス」を使用。
抽象的なオブジェクト群は、ミッドタウン・ガーデンを高精度な3Dスキャナーによってスキャニングしたデータを基に設計されます。

クリエイター紹介

津川恵理の写真

津川恵理Eri Tsugawa

ALTEMY代表。
2018–2019年文化庁新進芸術家海外研修員としてDiller Scofidio+Renfro(NY)に勤務。
2019年神戸市「さんきたアモーレ広場」デザインコンペにて最優秀賞受賞をきっかけに帰国し、建築デザインスタジオ「ALTEMY」を設立。国土交通省都市景観大賞特別賞、土木学会デザイン賞優秀賞、日本空間デザイン賞、グッドデザイン賞など受賞。

Creator Message

私たちの考える-持続可能な社会-に対する応答は、「人間」が都市に対して新しい意味を再発見し、創造性を働かせることが可能か、そのきっかけをつくることにあります。その一歩目となっていくような、身の回りの環境を自ら構築し、主体的に育めるデザインを目指しています。