ストリートミュージアム2022

街×ストリート×アート。

アートを楽しむのはミュージアムの中だけではない。街にとびだしたアート「Street Museum」。
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021アートコンペ受賞者6組が東京ミッドタウンに再集結。
生活様式やコミュニケーションのあり方が急激に変化する激動の時代に、
作家たちは、自分自身や社会を形作る見えない仕組みや存在に着目し、それぞれの視点で追求しました。
注目の若手作家が切り取った「今」をご覧ください。

#streetmuseum2022#midtownaward

Information

出展作家 TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ受賞者
親指姫(丹羽優太+下寺孝典)、坂本史織、草地里帆、蔡云逸、柴田まお、都築崇広
期間 2022年3月18日(金)〜2022年5月29日(日)
時間 6:30〜0:30(プラザB1開館時間)
料金 無料
場所 東京ミッドタウン プラザ B1 メトロアベニュー
主催 東京ミッドタウン

Guide Tour

実施概要 Street Museum 2022の作品の見どころや制作ストーリーを約30分でご紹介する特別ツアー。
より作品や作家について知りたい方におすすめです。
実施日 2022年4月・5月の毎週土曜日 ※4月30日(土)は除く
2022年4月2日、9日、16日、23日および5月7日、14日、21日、28日
時間 各日14:00~14:30、15:00~15:30 ※2回とも内容は同じです
定員 8名/各回 (受付先着順)
対象 小学校高学年以上 ※小学校低学年以下の方も保護者の同行があれば参加可能です
事前申込 不要
ツアー開始15分前から東京ミッドタウンプラザB1インフォメーションカウンターにて受付開始いたします。
(受付先着順)
参加費 無料
注意事項
  • ・感染症拡大防止対策のため、マスクのご持参、ご着用をお願いいたします。
  • ・感染症拡大防止の観点から、お貸出しするイヤホンの着用をお願いいたします。
  • ・感染症対策の一環で当日代表者のお電話番号をお伺いします。
    QRコードが読み込める携帯電話をお持ちください。
  • ・37.5度以上の発熱がある場合はご参加をお断りさせていただきます。

Artist Talk (Movie)

より深くStreet Museum を知りたい、東京ミッドタウンになかなか足を運べない、という方に向けて、
Street Museum の作品の見どころや制作ストーリーなど、作家本人の解説による紹介動画を公開中です。

協力:東京ミッドタウン・デザイン部

01

映写車「電氣作用活動座」

親指姫(丹羽優太+下寺孝典)
Thumbelina
(Yuta Niwa + Takanori Shimodera)

映写車「電氣作用活動座」

作品紹介

映写機や砲台から着想を得た映写車「電氣作用活動座」は自由に移動し、あらゆる場を劇場へと変貌させる。場によって縛られないその姿は映画館のできる前の時代を思い起こさせる。そこから映し出される“黒い何か”。江戸時代のなまず絵をも彷彿とさせる“黒い何か”がアニメーションによって動き出す。それは何を思い蠢いているのだろう。
映写車「電氣作用活動座」が街に繰り出し“黒い何か”が投射された時、いつもの日常が非日常へと塗り替えられる。

[素材] 木、鉄、アクリル、車輪

見どころポイント

水墨を用い描いたアニメーションが、映写車「電氣作用活動座」によって投影される。描かれる黒い何かは、何を思い蠢くのか。それに出会った時、いつもみている景色が、ほんの少し違って見えるかも。

親指姫(丹羽優太+下寺孝典)

親指姫(丹羽優太+下寺孝典)

画家の丹羽優太と屋台研究家の下寺孝典によるユニット。2021年結成。

2019年
「片岡真実キュレーション「KUADANNUAL 2019 宇宙船地球号」」
(旧京都造形芸術大学/東京)
2021年
「やんばるアートフェスティバル2020 - 2021 山原知新」
(やんばるアートフェスティバル実行委員会運営事務局/沖縄)
2021年
「たえて日本画のなかりせば 上野公園編」(東京都立上野恩賜公園/東京)
2021年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペグランプリ(東京ミッドタウン/東京)
02

You Know Them, But You Don't Know Them.

草地里帆 Riho Kusaji

You Know Them, But You Don't Know Them.

作品紹介

座面に使用した絹糸を作るカイコガは5,000年以上前に家畜化され、現在まで多くの遺伝子組み換えが行われてきた。
開発や生産の背景にある遺伝子組み換えは、本来の遺伝子の歴史におけるバグであると考える。
椅子に座っているときは、その背面が見えないように、通常ものを使用しているとき、その背景を意識することは少ない。
また、ヨーロッパでは年代を経た椅子の布を張り替えて何十年も使い続ける。
新しい製品を生産し続けるのではなく、修理して大切に使う文化に共感し、作品に用いた。

[素材] 椅子、絹糸、再帰性反射糸、酸性染料

見どころポイント

絹糸とともに使用した再帰性反射素材は道路標識等に用いられ、注意喚起の意味を持っています。見る角度、光によって作品は変化し、フラッシュ撮影すると画面の中で作品は光ります。

草地里帆

草地里帆

1997年生まれ。広島県広島市出身、広島県広島市在住

2020年
広島市立大学 芸術学部デザイン工芸学科 卒業
2022年
広島市立大学大学院 芸術学部芸術学研究科 修了
2018年
「繊維の森」展(広島市立大学/広島)
2021年
「第12 回広島芸術学会芸術展・制作と思考」(広島芸術学会/広島)
2021年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ優秀賞(東京ミッドタウン/東京)
03

The Castle Inside Out

蔡云逸 Yunyi Cai

The Castle Inside Out

作品紹介

"大きなお城に入って、一階はライブが次々と開催されている黒い部屋、二階に行くと真っ白で空っぽの大きなホール。カーブの階段を降りて地下一階に行くと、恐怖が満ちた闇が広がる。お城の外へ逃げると、道にダンボールが落ちている。その中で、三匹の白猫が走り回っていた。それを救えるかどうかとても迷う…。一度夢から覚めて、ふたたび夢に戻ると、「なぜ猫に餌をあげてないの、忘れたでしょう!」と責めたてる声が聞こえる。死にそうな猫の声がする。もう一度箱の中を覗くと、三匹の天使が現れた…。
ダンテの神曲のように、地獄と煉獄(この世)と天国、三層からなる建物を、中を彷徨っている個人の視点から展開する。"

[素材] キャンバス、木枠、油絵具、古紙、ワックス、木のパネル、既製品の額、ピン、楮、など

見どころポイント

完成した作品と作品の原初のスケッチやテキスト両方展示することによって、絵画の完成と未完成の部分を両方楽しめます。

蔡云逸

蔡云逸

1995年生まれ。上海出身、東京都国分寺市在住

2022年
武蔵野美術大学 博士後期課程 作品制作研究領域 博士2年 在籍
2019年
「仔羊の幻視」展(清アートスペース/東京六本木)
2021年
「太陽展」(日動画廊/東京銀座)
2021年
「People in landscape」展(トーテムポールフォトギャラリー/東京新宿)
2021年
上野の森美術館大賞展(上野の森美術館/東京)
2021年
シェル美術展(国立新美術館/東京)
2021年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ優秀賞(東京ミッドタウン/東京)
04

私と東京ミッドタウン。

坂本史織 Shiori Sakamoto

私と東京ミッドタウン。

作品紹介

東京ミッドタウンはかっこいいです。
遠くに住む私にとっては、あこがれの場所です。

そんな東京ミッドタウンに、
ひょんなことから、ホームセンター店員である私の絵が置かれました。
昨年10月のことです。

今でも信じられません。
本当にありがたいことです。

そんな、奇跡的に生まれた東京ミッドタウンと私の縁。
ここぞとばかりに、共通点を探ります。

・・・

ホームセンターでも、東京ミッドタウンでも買えるものをスケッチしました。
すべてミッドタウンでみつけられます。

[素材]紙、ペン、墨、ロープ、木材

見どころポイント

ホームセンターでも、東京ミッドタウンでも買えるものをスケッチしました。
すべてミッドタウンでみつけられます。

坂本史織

坂本史織

1997年生まれ。埼玉県熊谷市出身、東京都青梅市在住

2020年
武蔵野美術大学 造形学部空間演出デザイン学科 卒業
2021年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ優秀賞・審査員特別賞
(東京ミッドタウン/東京)
05

汚れ山水

都築崇広 Takahiro Tsuzuki

汚れ山水

作品紹介

きれいな街の一角にも、年月を経た塀があり、シミやホコリ、キズなど無数の汚れが重なっています。それらはさながら画家が絵の具を何層にも塗り重ねたかのように表情豊かです。
何の意図もない汚れを眺めていると、そこに暮らす人や街の歴史がぼんやりと重なってきて、汚れの風景画が立ち現れます。
激しい移り変わりの中で、新旧の建物が林立する六本木(赤坂・乃木坂)の街の壁の汚れに、昔〜今〜未来の風景を想像します。

[素材] UVインク、コンクリートブロック、外壁パネル、単管パイプ、フラットバー、他

見どころポイント

この作品がある場所から、徒歩10分圏内で見つけた汚れの山水画たちです。所在地の情報を頼りに現地を訪れる〈汚れ山水〉散歩に出かけませんか?

都築崇広

都築崇広

1988年生まれ。埼玉県鶴ヶ島市出身、東京都葛飾区在住

2010年
早稲田大学 国際教養学部 卒業
2014年
阿佐ヶ谷美術専門学校 イメージクリエイション科 卒業
2017年
「小須戸アートプロジェクト」(小須戸コミュニティ協議会/新潟県新潟市)
2018~2019年
「汙牆山水(滞在制作展)」(台湾台南市)
2020年
「合板都市 Plywood city(個展)」(SYP gallery/東京新宿)
2021年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ優秀賞(東京ミッドタウン/東京)
06

Blue tile

柴田まお Mao Shibata

Blue tile

作品紹介

東京ミッドタウン内には、意識的に作られた人工的な「自然物」が多くある。木漏れ日がさしているような緑の印刷物に、木の皮のように段を重ねた壁。この作られたイキテイルモノの中で、新たな非自然物を設置する。壁面に展開される青い彫刻は、その前を通りすぎる人々とともに、クロマキー合成を施された映像として、リアルタイムでモニターに映し出され、そこには現実とは異なる姿が浮かび上がる。作られた自然物と、その中を何気なく行き交う身体の間に生じる違和感を表現する。

[素材] webカメラ、モニター、発泡ポリスチレン、布生地

見どころポイント

ぜひカメラの前に立ってみてください。見ているあなたと、目の前にある作品とのコミュニケーションを感じてみてください。

柴田まお

柴田まお

1998年生まれ。神奈川県横浜市出身、東京都多摩市在住

2022年
多摩美術大学 美術学部彫刻学科 卒業
2022年
東京藝術大学院 彫刻研究科 在籍
2020年
「みえないものからみえるもの」
(東京藝術大学美術学部彫刻学科金属研究室/天王洲セントラルタワー/東京)
2020年
「XRCollection&Museum」
(株式会社NTTドコモ 小田急電鉄株式会社/小田急新宿駅/東京)
2021年
「極寒芸術祭 2021Teshikaga」(極寒芸術祭と極寒藝術伝染装置/北海道弟子屈町川湯温泉)
2021年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ優秀賞(東京ミッドタウン/東京)

TOKYO MIDTOWN AWARD 2022 開催決定

  • TOKYO MIDTOWN AWARD 2022
  • 才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指し、2008年から毎年開催しているデザインとアートのコンペティションTOKYO MIDTOWN AWARDの開催が決定しました。 本アワードを受賞するとStreet Museumに出展できるほか、さまざまな受賞後サポートが提供されます。

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