ストリートミュージアム2021

街×ストリート×アート。

アートを楽しむのはミュージアムの中だけではない。街にとびだしたアート「Street Museum」。
TOKYO MIDTOWN AWARD 2020アートコンペ受賞者6組が東京ミッドタウンに再集結。
インスタレーション、絵画などのアート作品を東京ミッドタウンのパブリックスペースにて発表します。

#streetmuseum2021#midtownaward

Information

出展作家 TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 アートコンペ受賞者
船越菫、川田知志、坂本洋一、佐野魁、山本千愛、和田裕美子
期間 2021年3月19日(金)~5月30日(日)
時間 6:30〜0:30(プラザB1開館時間)
料金 無料
場所 東京ミッドタウン プラザ B1 メトロアベニュー
主催 東京ミッドタウン

Online Museum
Guide Tour

より深くStreet Museumを知りたい、東京ミッドタウンになかなか足を運べない、という方に向けて、
ガイドツアーの動画を配信中です。一部、作家自身の作品解説もあるので、ぜひオンラインでもお楽しみください。

協力:東京ミッドタウン・デザイン部

01

西へ 行くこと/戻ること

山本千愛 Chiaki Yamamoto

西へ 行くこと/戻ること

作品紹介

江戸末期、長州征討で幕府に屋敷を没収・解体された長州藩の人々は歩いて長州へと引き上げました。一方、現在山口県に住む作家は、かつて実家のあった群馬から山口まで歩いて辿り着きました。家の解体と徒歩。時代を超えて共通する要素をもつ両者の姿が対比された作品です。

[素材] 12フィートの木材、ビデオ、メモ、歩くときに使用したもの、ターポリン、単管パイプ

見どころポイント

12フィートの木材を持って途方もない距離を歩く試みを続ける
作家。作家との出会いを楽しむように、その道行きを想像してみてください。

山本千愛

山本千愛

1995年生まれ。群馬県出身、山口県山口市在住

2018年
群馬大学 教育学部美術専攻 卒業
2019年
「TOKKIN TOKIN STYLE」(佐久島39の市/愛知)
2019年
「この扉の向こうでアーティストが居候しています」(群馬)
2020年
個展「生きるときのあれ、生きているときのそれ」(新栄グリーンハイツ103/愛知)
「TOKYO MIDTOWN AWARD 2020」(東京)
02

strip of memory

船越菫 Sumire Funakoshi

strip of memory

作品紹介

過去から連綿とつながる「記憶」を一筋の帯ととらえます。作家の記憶の情景をつなげて描いた後、再構成することで、記憶の不確実な移ろいを再現しました。一方で、色彩やかたちの偶発的なつながりは観る人ごとに新たな情景を想起させ、多様な記憶の姿を映し出します。

[素材]キャンバスに油彩

見どころポイント

一筋の道のように平らに展示したこの絵画は、色々な方向から観賞できます。自由な視点から、立ち現れる情景を見つけてください。

船越菫

船越菫

1996年生まれ。大阪府出身、京都府京都市在住

2019年
京都市立芸術大学 美術科油画専攻 卒業
京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 絵画専攻 修士2年 在籍
2019年
個展「アナムネシスの花」(京都市立芸術大学小ギャラリー/京都)
2020年
「京都市立芸術大学移転プレ事業 作品・新キャンパス模型展示」(京都駅ビル西口広場/京都)
2020年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 アートコンペ グランプリ
2021年
個展「souvenir」(SHIROHATO本社ロビー/京都)
03

seek

和田裕美子 Yumiko Wada

seek

作品紹介

ヘアーエクステンション用の髪の毛で編まれたレースに、虫や草花が描き出されています。変身願望を叶えるエクステンションという素材を、富の象徴でもあるレースに仕上げた作品は、光に集まる虫や草花のイメージと重なって、本能的に美しさや社会的に優位な立場を追い求める人の姿を思い起こさせます。

[素材] 髪の毛

見どころポイント

髪の毛で作られた作品は、人の想いそのものを形にしたようにも
見えます。光を透かす作品から浮かび上がるイメージをご覧ください。

和田裕美子

和田裕美子

1981年生まれ。神奈川県出身、神奈川県横須賀市在住

2005年
多摩美術大学 美術学部彫刻学科 卒業
2018年
「5RoomsⅡ-けはいの純度」(神奈川県民ホールギャラリー/神奈川)
2020年
個展「和田 裕美子展」(ギャラリーQ/東京)
04

一方で外から

川田知志 Satoshi Kawata

一方で外から

作品紹介

型取りされたトタン板を基調とする様々な形状のピースによって、「壁画」を作り出します。複数の層が重なる画面のあちこちに様々なテクスチャーや筆触が覗き、人々の生活空間の内と外、見えるものと見えないものの関係について問い直します。

[素材] 木材、麻布、ジェスモナイト、砂、金属、顔料、合成樹脂塗料

見どころポイント

屋外を室内に持ち込んだような違和感を醸し出す壁画。
作品全体の存在感と、様々な質感の層が見え隠れする細部の双方を感じていただければと思います。

川田知志

川田知志

1987年生まれ。大阪府出身

2013年
京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻 修了
2018年
「織り目の在りか 現代美術 in 一宮」(一宮市役所/愛知)
2019年
「セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-」(ロームシアター京都/京都)
2020年
「SUBJECT / OBJECT」(HOTEL ANTEROOM KYOTO/京都)
2020年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 アートコンペ 準グランプリ
05

Still Life?

佐野魁 Kai Sano

Still Life?

作品紹介

家族が集う場であるリビングを、ひび割れたコンクリートに粒子感の強い木炭で描写する。コロナ禍により、安息の場所として機能しなくなり、拠り所としての存在が揺らいでいる部屋を表現し、「今私たちを取り囲む状況がどのようなものであるのか」を問いかけます。

[素材] コンクリート、木炭、木材

見どころポイント

コンクリートのひび割れや木炭など、どこか脆いイメージも孕む
作品を通じて、私たちの安心できる領域について問いかける作品です。

佐野魁

佐野魁

1994年生まれ。静岡県出身、東京都荒川区在住

2017年
愛知県立芸術大学 美術学部美術科彫刻専攻 卒業
2019年
東京藝術大学 美術研究科先端芸術表現専攻 修了
2017年
「Crossing Factors」(EFAG /東京)
2019年
「東京藝術大学修了制作展」(東京藝術大学/東京)
2019年
「トーキョー・ストリート・ビュー」(RED AND BLUE GALLERY/東京)
06

strings

坂本洋一 Yoichi Sakamoto

strings

作品紹介

この作品は、シンプルな2本の紐で構成されます。
端部をモーターで上下に動かすことにより波が発生し水面のような複雑な表情を作り出します。
完全にコントロールすることはできない紐という素材から、制御できるものとそうでないものの間に生まれる新たな風景を作り出します。

[素材] モーター、デバイス、プーリ、ゴム、エラストマー、テグス

見どころポイント

動きの大きさ、時間差、速度をコントロールされた2本の紐が作り出す奥行きや広がり、様々な表情をお楽しみください。

坂本洋一

坂本洋一

1982年生まれ。東京都出身、東京都世田谷区在住

2005年
東京藝術大学 美術学部建築学科 卒業
2007年
東京藝術大学大学院 映像科メディア映像専攻 修了
2018年
「Douch design week / craftscape」(9+1/アイントホーヴェン[オランダ])
2019年
「optical walls」(ミラノサローネ/ミラノ[イタリア])
2019年
「オープン・スペース 2019 別の見方で」(ICC/東京)

TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 開催決定

  • TOKYO MIDTOWN AWARD 2021
  • 才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指し、2008年から毎年開催しているデザインとアートのコンペティションTOKYO MIDTOWN AWARDの開催が決定しました。 本アワードを受賞するとStreet Museumに出展できるほか、さまざまな受賞後サポートが提供されます。

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Seasonal CampaignMIDTOWN BLOSSOM 2021

色とりどりの花たちが東京ミッドタウンを彩り、皆様をお迎えします。
待ちわびた春です。さあ、楽しみましょう。

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OPEN THE PARK

Seasonal CampaignMIDTOWN OPEN THE PARK

街には爽やかな風が吹きぬけ、緑は色を増し、空は青く澄み渡っています。 都会のまん中で、上質なひとときをお過ごしください。

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