脱皮
Campus
Exhibition
新しい大学への脱皮
今年、「未来の学校祭」は大学に注目します。
少子高齢化による学生の減少、義務教育でプログラミングが授業化されるなどこうした社会状況の中で大学は、今そして未来に、どう脱皮しようとしているのでしょうか。
国内外の5大学が集まり大学、教員、学生それぞれの取り組みを紹介します。
- 日時
- 2.20 THU - 2.24 MON
11:00 ~ 21:00 - 場所
- 東京ミッドタウン・デザインハブ
(ミッドタウン・タワー5F)
未来の大学
これからの大学で必要なのはどのような授業でしょうか?
何を学び、考え、身につければいいのか。
教師、学生が考える未来の授業シラバスが展開されます。
大学の現在
今、大学にいる教師や学生が実践し、大学という場で脱皮を試みるプロジェクトを紹介します。
慶應義塾大学SFC
慶應義塾大学SFCでは、デザイン、アート、サイエンス、テクノロジーを横断的に用いながら、「次の(次の)社会」を創造するための多様な研究を実践しています。100を超える研究会に1年生からでも所属できることが特色で、かつ、研究会どうしのコラボレーションを、教員ではなく、学生が主導することも頻繁に起こります。今回は、3Dプリンタやデジタルファブリケーションの研究室と、ドローンやセキュリティ技術の研究室のコラボレーションによる出展です。
http://fab.sfc.keio.ac.jp/ https://lab.keioac.jp/田中浩也研究室+武田圭史研究室(田中浩也、武田圭史、常盤拓史)
- 飛行大学SFC : Substitute-Flying Campus(松本夕祈、水野史暁、勝沼千秋、田代直也)
多摩美術大学
情報デザイン学科 メディア芸術コース
多摩美術大学情報デザイン学科「メディア芸術コース」は、デジタルテクノロジーやバイオメディアを活用したハイブリッドな映像音響作品を中心に、多彩なメディア芸術表現に取り組んでいます。「メディアラボ」は、宇宙から深海、細胞から衣食住まで、この世界のあらゆる対象をリサーチしながら、メディアインスタレーション、バイオアート、サウンドパフォーマンスやオルタナティヴ写真、ゲームアートなど、様々な形式の作品制作にチャレンジしています。今回は、このメディアラボの3年生が中心となって「逆大学」をテーマにした展示を行います。
http://www.idd.tamabi.ac.jp/art/メディアラボ(久保田晃弘、谷口暁彦)
- 多摩逆美術大学 反転学科(窪田周次郎、河野真歩、坂田晶、柴田将希、杉山沙羽、髙橋遼平、谷口琴海、堀井野の花、増田麻耶、柳田珠希、米澤柊)
筑波大学
筑波大学におけるメディア技術の先端研究と科学技術を用いた芸術表現は、ともに世界トップレベルにあります。これらを担う工学系研究者と芸術系研究者が連携することによって、科学技術と文化芸術が融合した新たな学問を開拓します。科学技術と文化芸術の融合は、日本がこれから取り組むべき重要課題です。筑波大学は、設立時から芸術学部を擁する稀有な総合大学です。このポテンシャルを生かして工学と芸術の連携体制を整備し、この課題に取り組みます。
http://intron.kz.tsukuba.ac.jp/tech-art_researunit/index.html工学・芸術連携リサーチユニット(岩田洋夫、内山俊朗、村上史明)
- COLOR BLASTER Series(櫻井亮汰、勝部里菜)
- コロガエル(瀬尻瞭、櫻井亮汰)
- ロボットボット(樫村京)
- ON Cook(南晃平)
- ヤヌスの街(谷川徹)
- レビューくん(筑波大学・楽天株式会社 未来店舗デザイン研究室)
- Walkaholic 3(杉本実夏)
- In Perspective(遠山寛人)
- AB/Sence(岡本晃樹)
- ひかげのほとり(比留間未桜)
武蔵野美術大学
造形学部
視覚伝達デザイン学科では、どのように「見つめるのか」「見るべきか」「見たか」といった対象と自身との関係を明確にして、ビジュアルコミュニケーションを成立させることのできる人材を育てます。コミュニケーションの基盤となる身体性と五感、そして、デザインに必要とされるメディアを操る技術力、造形力と知力、これらを駆使して社会の多様な要求に応えることのできる基礎課程と、高度な専門領域の科目が用意されています。
https://vcd.musabi.ac.jp/視覚伝達デザイン学科研究室(古堅真彦、後藤映則)
- CHA!(大森誠)
- 呼吸を綴る(宇野由希子)
- Music Composition(武田夏澄)
- 水文様二十一景(北林みどり)
- 眼とモルフェー(濱本拓)
- 卓球パーリナイ(木村彩)
- Color catch horn(高橋廉)
- mogi Light(門脇のどか)
- 焼鏝判子[やきごてばんこ](本間瑞生)
- My Watchdog(上田理央)
- ハト歩歩(三谷沙織)
- せきとり(松本あやめ)
University of Art and Design Linz
リンツ芸術デザイン大学
ファッション&テクノロジープログラムは、オーストリア・リンツ芸術デザイン大学の、持続可能で包括的かつ解放されたファッションデザインのビジョンを開発する学士と修士プログラムです。「In the Lab」は、ファッションの未来の舞台裏を眺めるプロジェクトです。一連の映像は、完成したデザイン・ソリューションだけでなく、革新的な制作プロセスを可視化します。その内容は、メカトロニクスデバイスで紡がれた3Dのファッション彫刻から、バイオモルフのレース、未来の農民としての微生物、デジタルボディの出現と崩壊にまで及びます。
https://www.ufg.at/Fashion-Technology.11325+M52087573ab0.0.htmlファッション&テクノロジー(ウテ・プロイエ)
- リ・サンプリング(ミリアム・アイシンガー)
- 身体のためのデザイン(シモン・ホッホライトナー)
- コネクション(アレクサンダー・ムルコヴィッチ)
- ヤーン(ベリンダ・ヴィンクラー)
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脱皮ワークショップ「Campus Exhibition 公開講評会」
2.22 SAT 11:00 – 12:30 (開場10:40)
東京ミッドタウン・デザインハブ内
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(ミッドタウン・タワー5F)
※事前申込不要Campus Exhibitionに参加した学生とアルスエレクトロニカメンバーが、それぞれのプロジェクトを切り口に、これからの社会に必要な様々な脱皮について、ワークショップ形式で議論します。どなたでもご参加いただけます。
※参加者多数の場合はご入場いただけない可能性があります。 -
脱皮トーク「Post University:誰のための大学?」
2.22 SAT 14:00 – 15:30 (開場13:40)
東京ミッドタウン・デザインハブ内
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(ミッドタウン・タワー5F)
※事前申込制
※英語は日本語に逐次通訳されます。研究、教育、社会提言。大学は人類のための普遍的な哲学や技法、知識を生み出し、それを広く社会に還元してきました。科学技術の急激な発達とともに、人間性や社会性というテーマにおいて重要な役割を果たすはずのアート研究・教育も脱皮が求められています。このセッションは、日本とオーストリアの大学で教鞭をとる研究者、教育者が集い、未来の大学への実践、最新のデザイン、アーティスティック・リサーチの可能性について議論を深めます。
SPEAKER
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岩田洋夫(Hiroo Iwata)
筑波大学 システム情報系 教授 -
久保田晃弘(Akihiro Kubota)
多摩美術大学 情報デザイン学科 教授、アートアーカイヴセンター 所長 -
古堅真彦(Masahiko Furukata)
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 教授 -
Ute Ploier(ウテ・プロイエ)
リンツ芸術デザイン大学 ファッション&テクノロジー学科・学科長
アーティスト、リサーチャー
MODERATOR
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久納鏡子(Kyoko Kunoh)
アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ、アーティスト
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