DESIGN TOUCH Exhibition 未来のつくりかた展
最先端のデザインを"体感"できるチャンス!

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2010」のメインコンテンツであり、デザインとテクノロジーの融合から生まれる"未来"を感じられるイベントです。世界的に名高いメディアアートに関する文化機関「アルスエレクトロニカ」とのコラボレーションによって、東京ミッドタウンに最先端のデザインが集結。誰もがクリエイティブになり、社会とのつながりを豊かにする。そんな「未来のつくりかた」を提案します。
アルスエレクトロニカ・フューチャーラボによる無料で参加できるワークショップや、最先端のデザインを五感で感じられる体験型作品を展示しています。

期間 10月28日(木)~11月3日(水・祝) 時間 11:00~21:00 場所 ガレリアB1F アトリウム 料金 無料 主催 東京ミッドタウン 協力 アルスエレクトロニカ、関西テレビ放送株式会社
1.2.Nicolas Ferrando, Lois Lammerhuber 
3.rubra
主な展示作品
目を動かして絵を描ける?! The EyeWriter (アイライター)

目の動きをトラッキングすることで、画面上に絵を描き出す仕組みです。その誕生のきっかけは、全身麻痺となった青年の「再び絵を描きたい」という夢。
技術者、アーティストをはじめ、多くの人々が参加した共同プロジェクトです。
テクノロジーを障害者の方のクリエイティビティの表現に役立てる感動的なプロジェクトは、世界中の注目を集めることとなりました。
2010年プリ・アルスエレクトロニカ インタラクティブ・アート部門
「ゴールデン・ニカ賞」受賞
折り紙ロボットの花が咲く。 Oribotics (オリボティクス)

折り紙にインスパイアーされて作られたフラワー型ロボット、オリボティクス。LEDに照らし出された光と影が織りなす幻想的な世界、センサーに反応して花が咲いたり閉じたりする動き、素材のしなやかさをお楽しみください。
Matthew Gardiner (AU)
アイデアが未来の"スイッチ"になる。  SWITCH (スイッチ)

【トライアルワークショップ】

音と人の気配に反応するセンサーが内蔵されたフレーム。
センサーが感知すると、中に描かれた絵が"スイッチ(切り替わる)"します。
普段気になっていること、身の回りのちょっとしたことを、あなたのアイデアで"スイッチ"してみませんか?
どんな機能のセンサーを選んで、何を描くかは自由。
「つぎの絵で何が起こるか?」を考えることが"未来"を考えることにもつながる、ユニークな体験キットです。
日程 10月28日(木)~11月3日(水・祝)毎日開催 時間 11:00~21:00(受付は20:30まで) 申込方法 時間内にアトリウムのワークショップスペースまでお越しください。

【スペシャルワークショップ】
"10年後の東京ミッドタウン"をテーマに、アルスエレクトロニカ・フューチャー ラボのメンバーと一緒に"スイッチ"をつくるワークショップ。
実際にミッドタウン内を散策し、「ここがこんなふうに変わっていたら素敵」「こういう場所があったら楽しい」など自由に想像をめぐらせましょう。
日程 10月30日(土)・31日(日)・11月3日(水・祝) 時間 13:00開始(15:00終了予定) 参加資格・定員 5歳以上、15名(7~8名×2チーム)
※11月3日のみ定員8名(1チーム)
申込方法 当日、アトリウムのワークショップスペースにて受付。先着順。
SWITCH
カラダをつかって社会を豊かに  Shadowgram (シャドウグラム)

【トライアルワークショップ】

アルスエレクトロニカ・フューチャーラボが今回の展示のために制作した、世界初公開となる本作品。
世の中が抱える様々な問題が描かれた大きなイラストボード。
そこに、自分の"影"をかたどったペーパークラフトを貼っていきます。
「枯れた森林に緑を増やしたい!」「CO2を出す車は使わず、出来るだけ歩く! 」など、問題を改善するために自分なりに考えた活動を、影のカタチで表現していきましょう。
「どんな活動が解決策になるか?」「どんな影のカタチか?」「どんな未来をつ くりたいか?」を楽しみながら考えることができる参加型作品です。
日程 10月28日(木)~11月3日(水・祝)毎日開催 時間 11:00~21:00(受付は20:30まで) 申込方法 時間内にアトリウムのワークショップスペースまでお越しください。

【スペシャルワークショップ】

アルスエレクトロニカ・フューチャーラボのメンバーと一緒に"豊かな未来"を"影"で表現するワークショップ。
今の私たちの暮らしを描いたイメージボードをヒントにメンバーとディスカッショ ン。
参加者全員の影で"豊かな未来"のボードを完成させていきます。
日程 10月30日(土)・31日(日)・11月3日(水・祝) 時間 16:00開始(18:00終了予定) 定員・参加資格 5歳以上、15名(7~8名×2チーム)
※11月3日のみ定員8名(1チーム)
申込方法 当日、アトリウムのワークショップスペースにて受付。先着順。
SHADOWGRAM
アルスエレクトロニカ(ARS ELECTRONICA)とは?
オーストリア・リンツを本拠地とする、メディア・アートの文化機関。 研究・展示の場としてセンターを運営する他、国際的なアワードを主催するなど、30年以上にわたってアートとテクノロジーそして社会の中の可能性を追求し続けています。
なかでも、アルスのクリエイティブの核である「フューチャーラボ」は、新しいアイデアを現実社会で実装し、未来を提案するというミッションを担っており、様々な専門性を持ち合わせた人材が集う学術的なチームにより、多彩なプロジェクトを実現しています。
毎年開催されるアワード「プリ・アルスエレクトロニカ」では、音楽・美術・パフォーマンスからWikipediaのようなWebサービスまで、社会を変えるパワーを持つ多様な作品が選出されています。坂本龍一・岩井俊雄をはじめとする日本人アーティストの受賞は、日本でも話題となりました。
Nicolas Ferrando, Lois Lammerhuber
アルスエレクトロニカのアーティスティック・ディレクター ゲルフリート・ストッカー氏に聞く
デザインの未来、その役割とは?

デザインタッチおよび今年のテーマ「未来の手ざわり」のどういった点に共感し、参加を決めたのでしょうか?
ARS Electronicaの一つの側面として、「デザインと新しいテクノロジーがどう関連しあうのか」ということに興味を持って活動してきました。私たちは、デザインを通して身の回りの様々なことを理解しており、デザインは、私たちの精神と周りの環境をつなぐインタフェースの役割を果たしているのです。
そして、今、様々なテクノロジーがあふれた時代において、デザインのあり方はユーザビリティや人間工学の領域を超え、もっと新しい世界へと広がっていくべきだと考えています。そうした私たちの問題意識と、デザインタッチのコンセプトである「デザインを五感で楽しむ」には通じるものがあると感じたので、参加を決めました。

アルスエレクトロニカのアーティスティック・ディレクター ゲルフリート・ストッカー氏に聞く
「未来のつくりかた展」の展示は、実際に体験できるものが多くなっていますが、どういった想いが込められているのでしょうか?
皆さんに、このイベント会場で様々な「体験」をしてほしいと思っています。手で感じ、触れることは、ただ表面をじっと見るよりも、ずっと深くて豊かな何かを感じさせてくれます。遊び心のあるインタラクティブなインタフェースを通して、テクノロジーが提示する問題を理解し、それらを感知する全体的な視点を提供したいと思っています。

デザインが未来にできることとはなんでしょうか?デザインとテクノロジーが融合することで、どのような展望が開けると思いますか?
例えば、日ごろデジタルテクノロジーについて議論になっても、それはテクニカルな話に終始しているという印象を受けます。日常生活では小型軽量でパワフルなPCを持ち運んでいるにもかかわらず、その視点は大型コンピュータを使っていた頃から変わっていません。先端のテクノロジーが私たちの暮らしの中に溶け込んでいくには、いかに"文化的な関係"を築くべきか……。その方法を探っていくことにデザインの重要な役割があるのだと考えています。

日本のデザインシーンについて、どのようにお考えですか?
私は、日本のデザインの大ファンです。手仕事の大切さと美意識、人とのバランスを深く理解していて、きわめて巧みです。
それに、"遊び心"や"楽しさ"があるというところが素晴らしいですね。

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