【アートコンペ】最終審査に進む6作品が決定しました。
2013年8月15日
293点の応募作品の中から、1次審査、2次審査を経て、最終審査に進む6作品が決定しました。これら6作品は実際に東京ミッドタウン「プラザB1」にて展示され、10月8日(火)に行われる最終審査により、グランプリ、準グランプリ、入賞が決定します。
最終審査に進む6作品

<作品名>
クレマアチス
<作家名>
スナックその

<作品名>
TRANSFORM
<作家名>
中里 洋介
このシリーズを作り続けてきた作家のキャリアが作品の完成クオリティーを保障している。ゴミという実体のない実体に踏み込んだことも興味深く、彫刻作品としての本質の追求に期待できる。

<作品名>
Corvus
<作家名>
渡辺 元佳
巨大なカラスが都市の公共空間に現れることはインパクトがある。カラスと都市を重ね合わせて、嫌われる存在を、親しみを持てるように作品化する、ストーリー性を持たせたところがよい。楽しい要素がある。

<作品名>
単眼的風景:Gruppo del Laocoonte
<作家名>
鈴木 一太郎
アナログからデジタルへと視覚体験が変わって来た世代のあやうさを感じさせる、鋭い作品である。二次元のビットマップと三次元の彫刻の組み合わせが、きわめて現代的。ラオコーン神話と現代日本の都市をつなぐコンセプトもおもしろい。

<作品名>
Tokyo Atlas
<作家名>
山上 渡
東京の道路を血管ととらえるコンセプトがよい。緻密に大胆に描き込む、迫力ある平面作品。実作品にも期待する。

<作品名>
東京ドリーム
<作家名>
赤嶺 智也
絵にグルーヴ感があり、明るく元気な印象があるのが良い。大画面を構成する画力もあると感じる。
関連リンク
- Tokyo Midtown Award アートコンペ
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/art/index.html
リアルに可愛らしくつくられたひよこと、それを密集させてつくられた人形のグロテスクな見え方とのギャップがおもしろい。ヒヨコというモチーフに込めた比喩が伝わりづらくとも、多くの人が何かを感じるきっかけになり得る好作品である。