2024/9/27(金)〜9/29(日)六本木アートナイト2024
「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に開催する、アートの饗宴です。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な体験をつくり出す本イベントは、東京を代表するアートの祭典として2009年3月にスタートし、年々発展を続けております。
※2011年は東日本大震災、2020年、2021年はコロナ禍により中止
以下の内容等につきましては、諸般の事情により、予告なく変更または中止する場合がございます。変更が生じる場合は、公式ウェブサイトや公式SNS等で改めてお知らせいたします。
- 開催期間
- 2024/9/27(金)〜9/29(日)
- ※一部展示
- ~10/14(月・祝)
- ※コアタイム
- 9/27(金)17:30~23:00 / 9/28(土)16:00~23:00 / 9/29(日)16:00~20:00
- 開催場所
- 東京ミッドタウン各所
■概要
<テーマ>
都市とアートとミライのお祭り
2009年の開始から13回目となる「六本木アートナイト2024」では、約30組による約40のプログラムを繰り広げます。今年は新たに「RAN Picks」と「RAN Focus」を新設し、「RAN
Picks」では、六本木アートナイトが注目するアーティストを複数選出し展示するプログラムを展開します。「RAN
Focus」では特定の地域や国を取り上げ、そこで活躍するアーティストの作品を披露します。今年は台湾のアーティストにフォーカスします。
この秋、多様な文化と創造性が交錯する「六本木アートナイト2024」をお楽しみください。
■コンテンツ一覧
チェン・プー(陳普)《モスモ》
- ●日時:9月27日(金)7:00~9月29日(日)20:00
- ●場所:東京ミッドタウン プラザ1F
- ●参加料:無料
黒い大きな爬虫類のような生き物の親子が仲睦まじく並んで、ビルを見上げています。台湾出身のチェン・プーは、生物の形態を独自に観察し、想像した姿かたちを手で描き、それらをバーチャルな3Dデータに変換して、アニメーションやARとMR(拡張現実と複合現実)、ときにリアルな彫刻など、さまざまな形へと展開させます。本作は彼のオリジナル・キャラクター「モスモ」の彫刻であり、都市と自然生態系のバランスやつながりを表現しています。お手元のスマートフォンを通して、広場に生い茂るバーチャルな植物を見ることもできます。モスモとのインタラクティブな体験をぜひお楽しみください。
アーティスト情報
チェン・プー(陳普)
台湾出身、同地在住。形態学や生物考古学の視点を結び付け、絵画を創作の起点としながらもデジタル・メディアを駆使した多様な作品を制作しています。インクやペンを用いて描いたイメージを、2Dや3Dアニメーション、AR、NFT、インスタレーション、ワークショップなどに発展させることで、仮想と現実世界をつないでいます。アムステルダム市立美術館をはじめ、パリ、ハンブルグ、広州、台北など世界各地で作品を展示。
久保寛子《あおぎつね/Blue Fox 》
竹林の前に座る青い動物は、田畑の獣害対策やビルの工事現場でよく使われている防風ネットやワイヤーメッシュを使って作られた狐です。港区・六本木エリアには狐坂や狸穴(まみあな)町などの地名に見られるようにキツネや狸にまつわる伝承、さらに狐を祀る稲荷神社が多く存在します。都会の人々が行き交う中に佇む青い狐は、人工的な都市空間で消えゆく野生動物の存在や、動物と人間の関わり合いから生まれた古い信仰の形を想起させます。
- ●日時:9月27日(金)~10月14日(月・祝)
11:00~23:00 - ●場所:東京ミッドタウン ガレリアB1
- ●参加料:無料
《あおぎつね/Blue Fox》サテライト
ガレリアB1に登場する久保寛子の新作《あおぎつね/Blue Fox》とともに、都市の風景と考古学から着想を得た久保の作品群が東京ミッドタウン内に点在します。
- ●日時:9月27日(金)~10月14日(月・祝)
ガレリア1F:9:30~0:00
ガレリア2F:11:00~20:00 - ●場所:東京ミッドタウン
①Rice Field :ガレリア1F、2F吹き抜け
②ストリートアミュレット シリーズ:ガレリア1F
③青い尖底土器シリーズ:ガレリア1Fインフォメーション - ●参加料:無料
アーティスト情報
久保寛子
1987年広島県生まれ。テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。先史芸術や民族芸術、文化人類学の学説のリサーチをベースに、身の回りの素材を用いて彫刻作品を制作する。近年の主な展覧会に、個展「鉄骨のゴッデス」(2024年
ポーラ ミュージアム アネックス、東京)「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(2024年 新潟県)「GO FOR KOGEI
物質的想像力と物語の縁起―マテリアル、データ、ファンタジー」(2023年 環水公園、富山県)、「浪漫台 三線藝術季」(2023 年
台湾)等がある。広島文化新人賞(2022年)、六甲ミーツ・アート公募大賞(2017年)受賞。KAMU
KANAZAWA(石川)、おおさか創造千島財団(大阪)、株式会社IZAK(富山)などに大型作品が収蔵されている。
髙橋匡太《ポンギリング ―ひかりの花のパレード―》
多数の人々が光る花型のうきわを身に着け、国立新美術館から東京ミッドタウンを通過し、六本木を練り歩きます。パフォーマーによる語りや音楽に導かれた参加者たちが歩を進めるごとに、うきわはLEDライトにより鮮やかに色を変えていき、六本木ヒルズアリーナでフィナーレを迎えます。都会の雑多な夜景を幻想的な光景へと一変させる一夜限りのパレードです。
※パレードへの参加は事前申込制です。
- ●日時:9月28日(土)
18:30~20:00
※ミッドタウン通過は18:45~頃を予定 - ●場所:東京ミッドタウン、国立新美術館、
六本木ヒルズ、六本木各地 - ●参加料:無料
※観覧無料、パレードへの参加は事前申込制
アーティスト情報
髙橋匡太
1970年京都生まれ、同地在住。京都市芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。光や映像を用いた公共空間でのインスタレーションからパフォーマンスまで幅広い活動を国内外で実施。東京駅100周年記念ライトアップや十和田市現代美術館など光と建築を組み合わせた大規模なプロジェクトや、多くの人とともに作る《ひかりの実》、《ひかりの花畑》などの参加型アートプロジェクトも数多く手がけています。
スイッチ総研《六本木アートナイトスイッチ2024》
【作】スイッチ総研 【脚本/演出】光瀬指絵
"六本木アートナイト史上最も敷居の低い芸術"を標榜し参戦した2015年から約10年。敷居をさらに引き下げるべく、スイッチ総研5度目の見参!!敷居は低く志は高く!新作上演!あの狂騒、いや祝祭空間が再び六本木に!!「スイッチを押すと始まる一瞬の演劇」を六本木の街のあちこちに設置。場の個性を取り込んだサイトスペシフィックな一瞬の演劇が、同時多発で展開するクレイジーかつピースフルな体験型作品。スイッチを押して物語を始めるのはあなたです!!
- ●日時:9月27日(金)~9月29日(日)
19:00~20:00 - ●場所:東京ミッドタウン、港区立檜町公園
- ●参加料:無料
アーティスト情報
スイッチ総研
俳優の光瀬指絵と大石将弘により結成。「スイッチを押すと始まる3秒〜30秒の演劇」を研究開発&上演するチーム。「六本木アートナイト2015」における街なか広域各所での常軌を逸した24時間上演が大きな注目を集め、以降各地の芸術祭や演劇祭に招聘される。海、山、道ばた、銭湯、美術館、遊園地などで地域の俳優や市民と共にその場ならではの作品を上演し好評を得ている。モットー「大人げないことを大人のやり方で」
蓮沼執太フィル《ROPPONGI STREET THEATER #06 Performance 01》
東京ミッドタウンの街なかにある建築やアートを舞台に変身させる「ROPPONGI STREET THEATER」。劇場内で見ることが多いパフォーミングアーツが、誰でも楽しむことのできるパブリックスペースに飛び出し、建築・アートとパフォーマー、そして観客をつなぎます。6回目となる今回は、音楽家の蓮沼執太率いる、蓮沼執太フィルとのコラボレーション。パブリックアートと音楽の共鳴をお楽しみください。
- ●日時:9月27日(金)
12:00~13:00 公開リハーサル
19:00~20:00 本番 - ●場所:東京ミッドタウン プラザ1F キャノピー・スクエア
- ●参加料:無料
蓮沼執太チーム《ROPPONGI STREET THEATER #06 Performance 02》
東京ミッドタウンの街なかにあるパブリックスペースを舞台に、音楽家、蓮沼執太によるバンド編成のパフォーマンスを披露。
街に溶け込むパブリックアートに、改めてスポットライトが当たります。
- ●日時:9月28日(土)
①13:00~13:30
②15:00~15:30 - ●場所:東京ミッドタウン プラザ1F 彫刻作品「妙夢」
※雨天時は、東京ミッドタウン プラザB1 彫刻作品「意心帰」 - ●参加料:無料
金子未弥、山口正樹他《ドーナツサンド・ステーション ラヂオ》
TOKYO MIDTOWN AWARDのこれまでの受賞者を対象に実施しているアートスタジオ「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」から生まれたラジオ企画が六本木アートナイトコアタイムに、東京ミッドタウンプラザB1もしくは1Fから特別放送をします。期間を通してラジオブースが展示されているので、そちらもぜひご覧ください。
- ●日時:【ラジオ】
9月27日(金)・9月28日(土) 19:00~22:00
9月29日(日) 16:00~20:00
【展示】
9月27日(金)~10月14日(月・祝)
10:00~20:00 - ●場所:東京ミッドタウン プラザB1 他
- ●参加料:無料
- ●オンライン配信あり:
https://www.instagram.com/donut_sand_station?igsh=ZG95ZzUxYW9xMGVv
《TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 FINALIST EXHIBITION》
今年で17回目となる「TOKYO MIDTOWN AWARD」は、東京ミッドタウンが"「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街"をコンセプトに、才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指して、デザインとアートの2部門で開催するコンペティションです。TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 ファイナリスト展では、デザインコンペ、アートコンペのファイナリスト作品を展示します。
- ●日時:9月27日(金)~10月9日(水) 6:30~0:30
※10月10日(木) TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 授賞式
※10月10日(木)~11月10日(日) <受賞・入選作品展示>TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 EXHIBITION - ●場所:東京ミッドタウン プラザB1
- ●参加料:無料
丹羽優太《DESIGN & ART WALL #TOKYO MIDTOWN AWARD》
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ グランプリ丹羽優太さんの作品が、東京ミッドタウンの仮囲いに登場します。
-以下、作家コメント-
この絵は2022年に制作した絵巻物の作品をもとに再構成したものです。
コロナの妖怪「虎狼鯰(コロナマズ)」と厄除けの神様「鐘馗(しょうき)」を先頭に、チーム疫病とそれに抗う群衆が描かれています。
TOKYO MIDTOWN AWARDで受賞した際に展示した遊具など色々なものが描かれています。是非ゆっくりとご覧ください。
- ●日時:9月27日(金)~終了日未定
- ●場所:東京ミッドタウン プラザ1F
- ●参加料:無料
髙橋美乃里《everyday tactics 2024》
「棚に物を配置する」というありふれた日常の反転を試みる。
高さの変えられる利便性のある棚に斜めに板をかけることで、棚ではない何かにする。通常の棚の使い方を拒み、物の利便性や意味を失って現れる、「面白い形」を探る。
配置されるのは「身の回りのものが化石として未来に出土したらどうなるか」という試みで作られた立体。風化したり、雨に打たれたりして形を変えて、また時間の経過によって人の知識や考え方が変化することによって、「面白い形」が生まれる。
- ●日時:9月27日(金)~10月6日(日) 11:00~20:00
- ●場所:東京ミッドタウン ガレリア2F
lucien pellat-finet前 - ●参加料:無料
<Don't you know?> 福井に世界が認めた3人がいるのを知っていますか?
先人から受け継いだ技を守りつつ、新しい伝統工芸の世界を切り開いていく挑戦者たち。
今回のイベントでは黒崎打刃物(包丁)、常山酒造合資会社(日本酒)、漆琳堂(漆器)3社のラインナップと、海外で活躍するインテリアスタイリスト"作原文子氏"を迎え、ジャンルの異なる世界感が融合した空間をご紹介いたします。
- ●日時:9月25日(水)~10月1日(火) 11:00~20:00
- ●場所:東京ミッドタウン ガレリア1F
ISETAN SALONE - ●参加料:無料
東京ミッドタウン・デザインハブ第110回企画展「ROOTS OF FUTURE 過去を探って、未来を見つける」
1950〜2020年代の日本のデザインアーカイブを時代の変遷とともに紹介しながら、現代を象徴するトピックスに対応するデザインのルーツを領域を越えた歴代のデザインに見出すことで、未来への視座を探ります。
- ●日時:9月20日(金)~10月25日(金)
11:00~19:00
※9月27日(金)~9月29日(日)は20:00まで開館延長
※会期中無休 - ●場所:東京ミッドタウン ミッドタウン・タワー5F 東京ミッドタウン・デザインハブ
- ●入場料:無料
■サントリー美術館
没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―
英一蝶(1652~1724)は元禄年間(1688~1704)前後に、江戸を中心に活躍した絵師です。はじめは狩野探幽の弟・安信のもとでアカデミックな教育を受けますが、菱川師宣や岩佐又兵衛らに触発され、市井の人々を活写した独自の風俗画を生み出しました。また、元禄11年(1698)、数え47歳で三宅島へ流罪になっており、島で描かれた作品は〈島一蝶〉と呼ばれ、とくに高く評価されています。一蝶の没後300年を記念する本展では、代表作を通して、その画業と魅力あふれる人物像に迫ります。
-
●日時:9月18日(水)~11月10日(日)
※金曜日および11月9日(土)は20:00まで、
9月27日(金)、28日(土)は22:00まで開館
※最終入館は閉館30分前
※休館日は毎週火曜日
(11月5日(火)は18:00まで開館) - ●場所:サントリー美術館 展示室
- ●入館料:一般1,700円、大学・高校生1,000円、
中学生以下無料 - ※9月29日(日)11:00/14:00は、短い時間で展覧会の見どころをご紹介する『エデュケーターによる鑑賞ガイド』開催。
神田松麻呂 講談「柳沢昇進録 浅妻船」
描いた絵がきっかけで三宅島に流される多賀朝湖(のちの英一蝶)と、江戸で待つ俳諧師・宝井其角の友情談。「没後300年記念 英一蝶」展にちなみ、迫力たっぷりの講談をお楽しみください。
- ●日時:9月28日(土) 17:00~17:45、19:00~19:45
- ●場所:サントリー美術館 6Fホール
- ●参加費:1,000円(別途要入館料)
- ●定員:80名(予約制・先着順)
- ※美術館ウェブサイトにて9月5日(木)10:00申込開始
デジタルコンテンツで楽しむ美術館鑑賞体験
より展覧会鑑賞を楽しむためのデジタルコンテンツ「みどころキューブ®」を体験することができます。体験をさらに深める事前申込制のワークショップも開催予定です。「みどころキューブ」とは、ミュージアムのコレクションや解説情報をキューブ上のインタフェースを用い、多様な視点から紹介できる新しい鑑賞システムです。
※事前申込制のワークショップも開催。
詳細は美術館ウェブサイトにて
-
●日時:9月28日(土) 13:00~20:00
9月29日(日) 13:00~18:00
※ワークショップ開催中は参加者のみ入場可能です - ●場所:サントリー美術館 1Fレクチャールーム
■21_21 DESIGN SIGHT
ゴミうんち展
本展では、身の回りから宇宙までを見渡し、さまざまな「ゴミうんち」を扱います。そして、ゴミうんちを含む世界の循環を「
pooploop」と捉えます。これまで目を背けてきた存在にもう一度向き合うと、社会問題だけではないさまざまな側面が見えてきました。決して止まることのないこの世界。
欠けていたパーツがピタリとはまると、きっと新たなループが巡りはじめます。
- ●日時:2024年9月27日(金)~2025年2月16日(日)
10:00~19:00(最終入場18:30)
※9月27日(金)、9月28日(土)は22:00まで開館延長(最終入館 21:30)
※休館日:毎週火曜日
(2月11日(火・祝)は開館)、年末年始(12月27日(金)~1月3日(金)) - ●場所:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
- ●入場料:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
六本木六軒:ミケーレ・デ・ルッキの6つの家
先鋭的な建築家として世界で活躍してきたミケーレ・デ・ルッキが、建築における「間の空間」という概念を探求する彫刻作品シリーズより、新作として6つの家を公開します。この展覧会は、異なる文化を持ちながら、共通点も多いイタリアと日本の架け橋となるものとして、六本木の21_21 DESIGN SIGHTのためにデ・ルッキにより企画されました。
- ●日時:9月20日(金)~10月14日(月・祝)
10:00~19:00
※9月27日(金)、9月28日(土)は22:00まで開館延長
※休館日:毎週火曜日 - ●場所:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
- ●入場料:無料
PICK UP EVENTS
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エンターテインメント2024/10/11(金)〜11/4(月)
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024
秋のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024(東京ミッドタウン デザインタッチ)」を開催いたします。本イベントは、“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトに17回目の開催を迎えます。