1. ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD 第6期成果展

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2025/1/11(土)〜1/26(日)ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD 第6期成果展

ソノアイダ♯TOKYO MIDTOWN AWARDでは、1月11日から1月26日まで第6期参加アーティストのさとうくみ子氏、Sareena Sattapon氏、 まちだリな氏による成果展を開催します。

開催期間
2025/1/11(土)〜1/26(日)
時間
12:00~19:00
休館日
月・火・祝日
参加アーティスト
さとうくみ子、Sareena Sattapon、まちだリな
キュレーター
丹原健翔
クロージングトーク
1月24日(金)18:00〜20:30
【ゲスト】金澤韻(現代美術キュレーター)
【登壇】さとうくみ子、サリーナ・サッタポン、まちだリな、丹原健翔

ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARDの最後の展示である本展では、24年のTOKYO MIDTOWN AWARDのファイナリストであった3名の作家をお呼びし、年末年始の慌ただしい日本橋にて制作を行いました。
段ボールなど身近な素材で「あそび」の場を作り、自身の世界観を通して社会を観測することを観客に誘発するさとうくみ子。東南アジアで安価なもの入れとして、移民や生活労働者などのイメージに重なる虹色のエコバッグをモチーフに、都市と居場所について訴えるサリーナ・サッタポン。そしてアニメーションの領域を経て、イメージとイメージの間に立ち上がる要素を単なる「動き」とは捉えず、その間がアニメーションの語源であるanima(魂)と連なる瞬間を捉えようとするまちだリな。
メディウムやテーマが異なる3名の新鋭作家が、このスペースの終わりと、昨今の都心エリアの現代化に伴う立ち退きやコミュニティの移動を重ね合わせ、ある瞬間突然なくなるリアリティについて考えるところからレジデンスは始まりました。まるで幽霊のように、または渡り鳥のように、どこかに行っては、ぴゅーーーっと去っていく。その擬音語に伴うイメージは絵本的でおかしいと同時に、どこか切なさや滑稽さをはらんでいるように思えます。かつてはホームと呼んだ場所が近代化とともに変わり果ててしまうこと。または時代がどう変わっても、不変であり続ける、その町の「らしさ」。居場所性やまたはそこに誰かがいたという痕跡と2ヶ月間近く向き合った最後の成果展をご照覧ください。

  • ▲左からさとう くみ子氏、まちだ リな氏、サリーナ サッタポン氏
Photo by Julian Salinas

さとう くみ子(さとう・くみこ)

TOKYO MIDTOWN AWARD 2024アートコンペ グランプリ受賞者

1990年生まれ。岐阜県出身、東京都在住。2020年 愛知県立芸術大学大学院 美術研究科油画・版画領域 修了。TOKYO MIDTOWN AWARD 2024アートコンペグランプリ受賞。主な展示に、2021年さとうくみ子「ハッピーセット」(アートラボあいち/愛知)、2023年「味/処」(神奈川県民ホールギャラリー/横浜)、2024年BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」(横浜)など。

コメント
日本橋は浮世絵などでも描かれている通り、今も昔も様々な人が行き交う賑やかな街です。歴史と新しさが混在する日本のど真ん中にある「日本橋室町162ビル」に身を置き、考案した新たな遊びがその賑わいと混じり合うことに今からワクワクしています。私の作品制作においては私自身が楽しいということに重きをおいていますが、観に来てくれた人がクスッと笑って帰れる展示にできたらよいなと思います。

Instagram

Photo by Kaori NISHIDA

Sareena Sattapon(サリーナ サッタポン)

TOKYO MIDTOWN AWARD 2024アートコンペ 準グランプリ受賞者

1992年生まれ。タイ出身、東京都在住。2018年 シラパコーン大学 絵画彫刻グラフィックアート学部 修了。2022年-現在 東京藝術大学大学院 美術研究科グローバルアートプラクティス専攻博士後期課程 在籍。TOKYO MIDTOWN AWARD 2024アートコンペ準グランプリ受賞。主な展示に、2023年「My spirit will follow you Duo exhibition」(Eukaryote/東京)、2023年「2023 Acquisitions Office of Contemporary Art and Culture」(タイ バンコク)、2024年 「In the realm beyond spectrum」(現代芸術振興財団/東京)など。

コメント
まず、このプロジェクトのロケーションに感銘を受けました。また、私の作品は階級や人間関係をテーマにしたものが多いので、今回参加できる機会をいただけることについては、とても嬉しく思っています。都市に近づけば近づくほど、人間の違いがより見えてきます。しかし同時に、都市にいることで、私たちはお互いの存在を忘れることもあります。ソノ アイダ#TOKYKO MIDTOWN AWARDで作品を制作することで、次の作品に発展させられるような、新しい何かを見つけることができるだろうと思っています。

WEBSITE / Instagram

まちだ リな(まちだ・りな)

TOKYO MIDTOWN AWARD 2024アートコンペ 優秀賞受賞者

1997年生まれ、東京都出身、東京都在住。2023年 東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻 修了。TOKYO MIDTOWN AWARD 2024アートコンペ優秀賞受賞。

コメント
幼い頃、何度も両親に連れてこられた日本橋。あっちこっちと駆け回り、華やかな表通りと反対に、古くて壊れそうな建物の隙間を見つけては、吸い込まれるように眺めていました。排気口から漂う埃の匂い、年季の入った 天丼屋の床、大きく響く工事の音...そういう異物に触れるような実感は今日もカラダに染み付いています。
今回、起爆剤としてソノアイダに呼んでいただいたのをきっかけ に職場に辞表を出しました。あの頃とおんなじ、手のひらは空っぽです。まっさらなままで、街と人間と対話をして、実感のある制作をしていきたいと思います。
そうしてここを新たなスタートラインにしていきます。

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※画像はイメージです。掲載情報は予告なく変更になる場合がございます。

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