テーマ | JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)~ガラスケースへの挑戦~ |
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審査員 | 五十嵐 威暢、児島 やよい、清水 敏男、中山 ダイスケ、八谷 和彦 |
賞 |
グランプリ(賞金100万円)───1点 準グランプリ(賞金50万円)───1点 佳作(賞金30万円) ─── 2点 |
応募期間 | 2009年5月7日(木)~7月13日(月) |


グランプリ(賞金100万円)

【受賞者】
藤井 秀全 奈良県出身、在住
【受賞作】
Stain "Expanse"



準グランプリ(賞金50万円)

【受賞者】
福本 歩 神奈川県出身、在住
【受賞作】
六本木未来骨董 フクモ陶器

フクモ陶器はいつも、ウソをついて人をだましたり世間にいやがらせをしてやりたいと思っています。そこで、あたかも世の中で役にたちそうな、いんちき道具を作って人に高く売りつけてやろうと考えました。それらは世の中でまったく役にたたないし、無駄で、邪魔で、いらないものです。


佳作(賞金30万円)
東京ミッドタウン・オーディエンス賞

【受賞者】
山本 麻璃絵 東京都出身、在住
【受賞作】
自動販売機のある風景

日本はとても自動販売機の多い国です。海外から見れば一目瞭然な事ですが、慣れきってしまっている内側からではなかなか気付きにくいものです。今回の作品は、誰もが通り過ぎてきた景色の中の存在感の表現です。観られる以外に役割を持たない木彫によって、改めて自動販売機の大きさや存在感を感じてください。今までの景色がちょっと新鮮になってくれたらいいな、と思います。


佳作(賞金30万円)

【受賞者】
平田 創 千葉県出身、在住
【受賞作】
Funky Project 09 Japan Colors

ガラスケースの空間を「色彩」を創り出す「舞台」として演出します。日本の色のイメージをライブパフォーマンスで描き出し様々な色彩や形で日本の世界観を表現しました。






アートコンペは東京ミッドタウンの設計段階のコンセプトである「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)~ガラスケースへの挑戦~」をテーマに作品を募集し、5月7日から7月13日の約2ヶ月間に海外を含む総計355名(組)からの応募がありました。(応募条件は39歳以下、かつ1名(組)1作品案まで) 様々なジャンルのユニークな作品から、「コンセプト」「通路ガラスケースの場所性」「 芸術性」「現実性」「独創性」5つを基準に5人の審査員が議論をした結果、一次審査、二次審査を経て4作品の入選者を選出しました。入選者には制作補助金100万円が支給され、10月13日(火)よりプラザB1Fメトロアベニューのガラスケース内にて作品の公開制作を実施。10月20日(火)の最終審査により各賞が決定しました。ご応募いただきました全ての皆様にお礼申しあげます。
光が空間や身体に浸透していく感覚を「光の染み」として表現している。光が画面上で広がり、混じり合いながら「染み」のように像を成し、それは画面を越え、形を失いながら、空間に浸透し、身体と接触する。そして光は身体にも浸透し、作品と空間、鑑賞者の境界は曖昧になる。「光の染み」が膨張、拡大し、鑑賞者や空間を取り込んだ光景を作り出す。その一瞬の体験が身体に「染み」として残る。