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2020年12月14日Award News

【デザインコンペ】2017年受賞作品「母からの仕送りシール」の商品化が決定

【デザインコンペ】2017年受賞作品「母からの仕送りシール」の商品化が決定

※イメージ。実際の商品と一部異なる部分がございます。

「TOKYO」をテーマに開催した2017年度のデザインコンペで、1,162作品の応募の中から準グランプリに輝いた『母からの仕送りシール』(作家 山中桃子さん)の商品化が決定しました。12月19日(土)より「mt lab.」蔵前・大阪の2箇所にて試作販売をいたします。
一見すると「割れ物注意」などのステッカーが、よく見ると地方で暮らす母親から我が子を気遣う様々なメッセージが書かれている作品です。

商品概要

商品概要

生まれてはじめて上京するとき、わくわくする気持ちの中には、不安や寂しさがあります。旅立つ子どもの背中を見て、母は心配、嬉しさ、そして心からの応援があります。「初めての一人暮らし、心配してるよ」「野菜ちゃんと食べてる?」「いつでも連絡しなさい」照れくさいけど伝えたいたくさんの言葉を、仕送りに貼るケアマークにしました。あたりまえだった母の言葉が特別に感じる東京。遠い故郷から、想いを運ぶシールです。

作家 山中桃子
【商品名】
母からの仕送りシール
【価格予価】
1,100円(税別)
【種類】
10種×3シート 計30枚
【サイズ】
W95×H70mm、W77×H70mm、W64×H70mm、W70×H102mm 計4種類
【販売元】
カモ井加工紙株式会社
【発売日】
2020年12月19日(土)
【販売場所】
「mt lab.」蔵前・大阪
【作家】
Tokyo Midtown Award 2017 デザインコンペ準グランプリ受賞者 山中桃子

審査員コメント

受賞時(2017年)の審査員からのコメントもご覧ください(敬称略・50音順)。

小山薫堂
目に見える「東京」ではなく、心の中にある「東京」を、「仕送り」をモチーフにして引き出した点が素晴らしい。地方出身者からの共感は絶大であるものの、これからの東京の鍵となるインバウンドとは無縁の点からグランプリを逃した。宅配業者が広告ツールとして制作すれば、SNSなどで話題になるのではないだろうか。
佐藤卓
東京に出てきた子どもを想っての、ダンボール用シールという発想自体は、今回の応募の中では、グランプリに相当するほど面白いと思った。残念だったのは、シールのグラフィックである。親しみ易さを強調するゆえに、シールとしてのクオリティーが低くなってしまっている。もっと大人を対象にグラフィックを施していれば、グランプリになっていた可能性は高いと思う。
柴田文江
ダジャレと母の温もりがシンクロして、なんとものどかな気分にしてくれる作品です。照れくさい親子の間でも、気持ちが素直に伝えられそうなところは、内容がじっくりと練られているように感じました。
原 研哉
一人暮らしを始めた子供に、母親から送られてくるものは、嬉しい反面、余計なおせっかいも多いもの。その厚意に、親不孝にも、多少のうざったさを覚えてしまう感覚を思い出させてくれます。実用性というよりも、親の気持ちを形にしたものとして共感しました。
水野学
親からの仕送りは迷惑だ。いつも要らない物ばかり送ってくる。あれほど、柿はあまり好きじゃないと言っているのに、毎年必ず送ってくる。カップラーメンだって、近所のスーパーで買ったほうが安い。そして、何より手紙が重い。運悪く自分が弱ってる時に読めば、おいおいと泣いてしまう.....ありがたい.....。送ってくれているのは物じゃなく、想いなのだ。

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