1995年歌手デビュー。文化女子大学(現・文化学園)短期大学部服装学科デザイン専攻卒。メディアでの活動を経て、衣装デザイナー、イラストレーター 、テキスタイルデザイナーとしても活躍。2020年アートディレクターの池澤樹とともにクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。2022年デザイン・ディレクションを手掛けた革の着物作品がニューヨークADC賞(銀・銅)、東京ADC賞を受賞。
特別なものからなにげないものまで、私たちの生活は「つながり」によって形成されています。
今回審査員として参加させていただくことも、またひとつの「つながり」。
みなさんの豊かな解釈・視座に期待し、オリジナリティあふれる表現に出会えることを楽しみにしております。
2002年、(株)電通入社。データ解析技術の研究開発職や、電通総研での主任研究員を経て、2013年クリエーティブ部門へ異動。デジタルテクノロジーと表現という専⾨性を活かして国内外のクライアントの商品サービス開発、広告企画制作など、幅広い業務に従事。 2022年1月、(株)電通から独立して、クリエーティブ・ディレクター・コレクティブ(つづく)を設立。経営戦略や事業戦略の立案、広告制作、プロダクト・サービス開発をはじめとしたデザイン、エンターテイメントの領域のクリエーティブ・ディレクションを中心に活動をしている。(つづく)
実際にそういう世界になってみて、
「テクノロジーが進化すれば、人は会わなくて大丈夫になる」
なんてことは幻想に過ぎなかった、ということを世界は思い知った。
人は人を画面で見つめて、人と会いたくなるのだ。
インターネットは、世界を平等に繋ぎ、情報の格差を無くし、
距離と時間を超えて我々をつないでくれるはずだった。
しかし、世界に増えたのは、分断と格差、暴露とフェイクニュース、
我々の間に立つ目に見えない壁。
いま、この世界に必要なのはクリエイティビティだ。
人と人が見えない壁を超えてつながるために、
テクノロジーという諸刃の新しい道具をどう使うか、
そのアイディアが求められている。
1974年東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。1999年明治大学大学院で建築学修士を修めた後、隈研吾建築都市設計事務所を経て2002年NAP建築設計事務所設立。 自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による、「建築・自然・身体」の有機的関係の構築を信条としている。そしてそれらが地域の歴史や文化、産業、素材等に基づいた「そこにしかない建築」と協奏することを目指している。 日本建築学会賞(作品)、日本建築家協会環境建築賞 大賞、日本建築士会連合会 建築作品賞 大賞、ARCASIA Awards for Architecture 2016, Building of the Year、LEAF AWARDS 2015, Overall Winner、WAN Sustainable Buildings of the Year, Winner ほか受賞多数。
手紙や電話、インターネットなどの技術の発展によって、私たちは場所や時間の制約を超えた「つながり方」を可能にしてきた。今や即時・即応的なコミュニケーションは臨界に達しつつあるが、私たちはそれによって、多様で異質な他者を受け入れる寛容な社会を実現できただろうか。そのために新しいつながりを模索するも良し、古いつながりが持つ遅延や不便を再定義するのも良いだろう。意欲的な提案を期待している。
日本デザインセンター三澤デザイン研究室室長。武蔵野美術大学准教授。同大学工芸工業デザイン学科卒業後、デザインオフィス nendo を経て、2009 年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014 年より三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。主な仕事に、水中環境を新たな風景に再構築した「waterscape」、かつてない紙の可能性を探求した「動紙」、国立科学博物館の移動展示キット「WHO ARE WE」、隠岐ユネスコジオパーク泊まれる拠点「Entô」のアートディレクションがある。
目の前にある、一見、関係し合っていないように見えるもの。でも実は、絡み合いを解くと、遥か遠く、もしくは驚くほど近い距離でつながっていたりします。見えていないものや自分自身がただ単に見落としているものにこそ意識を向けてみると、面白いつながりが発見できるかもしれません。
東京都出身。
南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、
フリーランスのバイヤーとして活動を始める。現在、株式会社メソッド代表取締役、
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科客員教授、東京ビジネスデザイン
アワード審査委員長、グッドデザイン賞審査委員。国内外の店づくりを中心に、
あらゆるモノにまつわる仕事に携わり、多岐に渡って活動を続ける。
2013年「別冊Discover Japan 暮らしの専門店」が、エイ出版社より発売。
2014年「デザインとセンスで売れる ショップ成功のメソッド」が、誠文堂新光社より発売。
これまでの主な仕事に、国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」、 21_21 DESIGN SIGHT「21_21 SHOP」、「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」、 「made in ピエール・エルメ」、「燕三条 工場の祭典」などがある。
2018年1月、世界ではじめてイギリスで「孤独担当大臣」のポストが設けられ、
2021年にはイギリスに次いで日本でも「孤独・孤立対策担当大臣」が任命されました。
つい最近では、政府が「孤独・孤立対策推進法案」の閣議決定を行ったばかりです。
「つながる」こと。それはパンデミックを経てより深刻となった社会の課題に対する
デザインに与えられたテーマであると個人的には捉えています。
クリティカルな提案に期待しています。