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2021年9月1日Award News

【デザインコンペ】2次審査(最終審査)に進む10組が決定しました。

デザインコンペ 1次審査の様子 デザインコンペ 1次審査の様子

デザインコンペ 1次審査の様子

8月18日(木)にデザインコンペの1次審査(書類審査)を実施し、応募総数1,218点の中から、2次審査(最終審査/模型・プレゼンテーション審査)に進むファイナリスト10組を決定しました。

●ファイナリスト10組 登録番号:氏名(グループ名) ※敬称略

  • 0370:松尾沙也加・大塚眞浩・加藤槙之助・平野佳奈(funsui)
  • 0376:瀧澤光・田村開(curry&hamburg)
  • 0662:谷口えいみ
  • 0773:小林遣
  • 0914:吉田峻晟
  • 1162:井上凪
  • 1199:ツルタシュリ
  • 1209:成瀬峻
  • 1294:春江紗綾・林海人(はるえとはやし)
  • 1364:Li Yan Ting・WU CHENG TSE・WANG CHIA HUI・LEI UN HOU(TOFU)

1次審査 審査員総評

石上純也
「TRIP」というテーマは、具体的に旅の道具の提案になるか、あるいは、コンセプチャルに旅を表現するか、ということになる。道具の場合は、世の中にすでに、沢山の機能的な道具があり、なかなか新しい旅の道具を発明することは難しい。そもそも旅へは身軽に持ち物を減らして行きたいと思うのが普通だろう。それに対して、コンセプチャルに表現しようと思うと、実用からは外れて、イメージや思い出の世界に陥りがちであるが、旅のイメージや思い出は個人的価値観によるところが大きいので、なかなか一般化するのは難しい。今回はなかなかの難題だったように感じた。
伊藤直樹
豊作の年かと思ったが、吟味してみると結構厳しいと感じた。なぜならどの提案も明確な課題を抱えていて、それが伸びてこない限り受賞は難しい。2次審査に進む作家は、審査員のコメントをもとに、本気でブラッシュアップしてきて欲しい。もしそこをクリアできれば、賞の俎上にのぼってくるんじゃないかなと思う。
えぐちりか
テーマが「TRIP」と聞いた時から、難しいテーマだと思っていた。実際に応募作品を見てみると、アイデア系やプロダクト、サービスにしても、すでにたくさん世の中に出ているものであるため、新しいものを考えるのが難しかったのだろうと思った。1次審査は例年以上に難航したが、これまで、2次審査では、想像を超える作品に進化しているケースを多くみてきたので、通過した10組には大きな期待を抱いている。
川村元気
デザインとしての良さか、アイデアの面白さなのか、曖昧なものを審査では選んでいくような感じがあった。デザインコンペなので、最終的にはアイデアとデザインが共鳴した落とし込みを期待したい。意外なアイデアの作品がデザインのブラッシュアップによって賞をとるというのが、2次審査をやっている意味だと思うので期待したい。
中村勇吾
僕らもだんだん目が肥えてきてしまっているので、ピンと来ないという話もあったが、僕はレベルが高いと思った。2次審査のプレゼンテーションがすごく大事なので、実物がいいのか、映像なのか、それぞれの作品に一番合ったプレゼンテーションの仕方を考えてもらえるといい。

関連リンク

TOKYO MIDTOWN AWARD 2022 デザインコンペ
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/design/