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デザインコンペ受賞者

アワードで再発見した「デザインの面白さ」

小島 梢さん / デザイナー、アートディレクター

Tokyo Midtown Award に出会ったのは、大学4年の時でした。専攻はグラフィックデザイン。就職先も広告代理店に決まっていたのですが、残された学生生活で、何かもっと自分を自由に表現したいと思っていました。応募者も作品もグラフィックやプロダクトといった、デザインのジャンルによって限定されていないTokyo Midtown Award は、そんな自分には恰好の場に思えました。

作品は「JAPANESE、FACE」。その年のテーマ「日本の新しいおみやげ」を「日本の顔(代表)」として捉え、歌舞伎の隈取をフェイスパックに仕立てた作品で受賞しました。この出来事が、私に二つのことを再発見させてくれました。一つは『モノ』とコンセプトの結び付き方により、新たな『モノ』が生まれるという事。もう一つは、デザインのジャンルに囚われることなくデザインを考える事が好きだということ。仕事を頑張る一方で、「自分らしい『モノ』のデザイン」も続けていきたいと思うようになりました。

そしてこの冬、嬉しいことに「JAPANESE、FACE」の商品化が実現しました。今は日々、アートディレクターとして仕事に取り組む一方で、休日には「『モノ』のデザイン」に取り組んでいます。自分の手がけた『モノ』を一つずつ丁寧に世に送り出し、自分らしいブランドを育てていきたいと思っています。(談)

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鈴木啓太
小島 梢 Kozue Kojima
デザイナー、アートディレクター / 1984年
愛知県生まれ/ 桑沢デザイン研究所昼間部卒業後、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科に3年次編入し、卒業/ 同年、株式会社電通に入社。4年目から株式会社電通中部支社へ出向し、現在に至る。
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