2018年8月16日Award News
テーマ | 「ハイブリッド・ガーデン」 |
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審査員 | 児島やよい(キュレーター) 清水敏男(東京ミッドタウン・アートワークディレクター/学習院女子大学教授) 土屋公雄(彫刻家/愛知県立芸術大学教授/武蔵野美術大学客員教授) 中山ダイスケ(アーティスト/アートディレクター/東北芸術工科大学学長) 八谷和彦(メディアアーティスト/東京芸術大学美術学部准教授) 中村康浩(東京ミッドタウンマネジメント株式会社代表取締役社長) |
審査日 | 2018年6月25日 |
賞金 | 300万円 |
制作補助金 | 3,000万円(最大) |
対象 | Tokyo Midtown Award アートコンペ 2008-2017受賞者 計53名 |
「Tokyo Midtown Award」とは、東京ミッドタウンが「“JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)”を創造・結集し、世界に発信し続ける街」をコンセプトに、才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指して、デザインとアートの2部門で開催するコンペティションです。両コンペとも39歳以下を応募要件とし、若い才能を応援する登竜門となるアワードとして貴重な機会となっています。多くの受賞者がその後も高い評価を得て活躍の場をひろげています。
2008年に東京ミッドタウン開業1周年を記念してスタートした本アワードは、昨年(2017年)までに10回実施され、今回、10年間継続したことを記念して、2008年~2017年のアートコンペの全受賞者51組(53名)を対象に、東京ミッドタウンに恒久設置されるパブリックアート作品を募集する特別コンペ「The Best of the Best TMA Art Awards」が行われました。本コンペのグランプリ受賞者は、東京ミッドタウンで20番目となるパブリックアート作品を制作・設置する権利を得ます。
テーマは、東京ミッドタウンのパブリックアートと同様、「ハイブリッド・ガーデン」。設置場所は、ミッドタウン・タワー地下1階エントランスの屋内壁面と、屋外のミッドタウン・ガーデンの1エリアの2カ所が設定されました。
2018年4月1日〜5月1日に募集が行われ、過去の全受賞者の69パーセントに当たる35作品(屋内23点、屋外12点)の応募がありました。審査基準は、「東京ミッドタウンに恒久設置される作品としてふさわしいコンセプトがあるか」「東京ミッドタウンのパブリックアートのテーマ『ハイブリッド・ガーデン』に沿っているものか」「芸術性の高い作品であるか」「東京ミッドタウンという施設、またその場所性を理解したものか」「恒久設置されるパブリックアートとしてメンテナンス性、安全性を担保しているものか」「未発表の作品で独創性を感じられるものか」という6つです。
5月28日に行われた1次審査では、全応募作品のうち21作品が選ばれて討議され、多角的な視点からの協議を経て、桝本佳子、小松宏誠、石山和広、大村雪乃、渡辺元佳、FUKUPOLYの6名が選出されました。その際、審査員から素材や耐久性、制作プロセスなど作品プランに対する質問事項があげられ、約1か月の準備期間が設けられました。
いよいよ6月25日、最終審査となる2次審査会の開催です。各作家のプレゼンテーションの持ち時間は、作品のプレゼンテーションに5分、審査員からの質疑応答に15分の計20分。6名それぞれが順に作品プランを発表しました。