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2021年10月14日Award News

【デザインコンペ】2020年受賞作品「hadawa」(受賞時の作品名「uskin」)商品化が決定

【デザインコンペ】2020年受賞作品「hadawa」(受賞時の作品名「uskin」)商品化が決定。

「DIVERSITY」をテーマに開催した2020年度のデザインコンペで、1,465作品の応募の中からグランプリに輝いた『hadawa』(受賞時の作品名「uskin」、作家 CAMOTES)の商品化が決定しました。2021年10月13日(水)より販売をいたします。
「hadawa」は、肌の色の美しさを落とし込んだリングです。

商品概要

hadawa

#WearDiversity

hadawaは肌の色の美しさを落とし込んだリングです。

白っぽい色から黒っぽい色まで、人種を超えた肌の色のグラデーションは、人本来が持つ美しさの現れです。そして、肌のグラデーションの輪は、人と人との繋がりの象徴のようにも感じられます。

また、高精細3Dプリンタでマット調に仕上げられた素材感により、実際に身につけると自分に近い肌の色は馴染み、それ以外の色が美しく際立ちます。そのような体験を通じて、「多様性を受け入れる」という思想を纏うことができます。

United colors, United hopes.–-この指輪を身につけることそのものが、多様性溢れる未来への希望となることを願っています。

作家:CAMOTES(若田 勇輔&金澤 佐和子)
【商品名】
hadawa ※受賞時の作品名「uskin」
【価格】
¥4,950円(税込)
【種類】
一種類(今後さらに種類を展開予定)
【サイズ】
S(11号)/M(14号)/L(17号)
【販売元】
CAMOTES: lmnyuwa213@gmail.com
【販売日】
2021年10月13日(水)
【販売場所】
hadawa 公式サイト: http://hadawa.jp/

2021年10月15日(金)より東京ミッドタウンガレリアB1F 「中川政七商店街」:
https://www.tokyo-midtown.com/jp/shops/SOP0000322/
【作家】
TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 デザインコンペグランプリ受賞者 
CAMOTES(若田 勇輔&金澤 佐和子)

審査員コメント

受賞時(2020年)の審査員からのコメントもご覧ください(敬称略・50音順)。

石上 純也 講評

肌の色をテーマにした作品はいろいろあった中で、すごくきれいにプロダクトとして最終的に表現したなと思ったのと、肌の色というものが美しいんだと思えるところまで完成度を高めてきました。素材はプラスチックですが、指輪は肌に合わせるときにいろんな色を考えるなかで、まさに自分の肌の色とプロダクトにある肌の色を模したものとのコントラストで何かデザインを考えるというのは、すごくいいなと思いました。プラスチックですが、何かプラスチックを超えた、有機的な柔らかさを帯びたような存在感に出来あがったというのは、素晴らしいと感じました。

伊藤 直樹 講評

実は1次審査では、あまりピンとこなかった作品でした。「DIVERSITYで肌の色ってベタだな」と思ったのと、「これならどこにでもありそうだな」と思ってしまい、正直通過しないくらいの感じでした。しかし2次審査のプレゼンで、正直感動してしまったんです。これはTOKYO MIDTOWN AWARDの特徴でもありますが、実際作家から直接プレゼンを受けることができるということで、作り手の姿勢がすごく誠実で素晴らしいな、と、そのチームに感動したということと、実際に指輪をつけてみた時に「これは着けたくなるな」って正直思ったんです。奇をてらった何かではないですし、アイデア的に際立って変わっているものではありませんが、ものすごく繊細に仕上げて人が欲しくなるところまで仕上げてきた。このコロナでみんながイラっとして世界で揉めていますが、さりげなくこういう指輪をして「肌の色に関係なくみんなでつながっている」ということを一つの指輪に表現しているっていうのはすごく良いメッセージだし、そのさりげなさが素敵だなっていうふうに思いまして、グランプリに推したい、と。

えぐちりか 講評

実用化するというTOKYO MIDTOWN AWARD の主旨をよく捉えていて、細部まで細かく検証されていました。プレゼンの中に映像もあって、この商品があることによって世の中が変わって見えるというところまでしっかりプレゼンできていたことが、勝因につながったと思います。

川村 元気 講評

コンセプトはもちろん、プロダクトとしての仕上がり方のレベルが高く、 グランプリにしかるべき美しいプロダクツに仕上がっていました。

中村 勇吾 講評

白い肌から黒い肌までの肌色をめぐるグラデーションが、 シンプルに美しい。それを自分の指にはめると、自分と同じ色が必ずどこかにあるわけですが、その自分の色を起点に他のいろんな色への思いを馳せる、といった想像の拡がりが生まれる素晴らしいプロダクトだと思いました。「肌色のグラデーション」という表現モチーフ自体には既視感があるのですが、その表現の在り処として「指にはめる」という場所を見つけたっていうのが、一番のアイデアだと思います。また、製造プロセス自体を詳細に検討したところにも、デザイナーとしての誠意を感じました。

関連リンク

TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 デザインコンペ結果発表:
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2020/design.html