2025年9月1日Award News
【アートコンペ】2018年受賞者・青沼優介さんが滞在制作型作品を日本橋のパブリックスペースに設置します。
オフィスビルにアートを設置するプロジェクトの一環として、少しでもアートやアーティストを身近に感じてもらうべく、新しいタイプのアート作品「三畳芸術センター」が日本橋室町三井タワー5Fに登場します。アート作品だけではなく、期間中、アーティストが制作する様子をご覧いただける日もあります。参加するのは、2024年、日本橋にて実施された「ソノ_アイダ#TOKYO
MIDTOWN AWARD」にて2カ月間滞在制作を実施した作家、青沼優介さんです。この機会に「アートとは何か」を一緒に考えてみませんか。
- 【作品名】
- 三畳芸術センター
- 【展示期間】
- 2025年9月1日(月)~11月21日(金)(予定)
- 【時間】
- 10:00~19:00
- 【作家滞在日時】
- 下記日程の11:00~18:00 ※一時離席する場合もございます。
9月2日(火)、9月3日(水)、9月5日(金)
9月9日(火)、9月10日(水)、9月12日(金)
9月16日(火)、9月17日(水)、9月19日(金)
9月30日(火)、10月1日(水)、10月3日(金)
- 【場所】
- 日本橋室町三井タワー5Fロビー
(東京都日本橋室町3-2)
- 【主催】
- 三井不動産株式会社
- 【協力】
- 東京ミッドタウンマネジメント株式会社
- 【作品概要】
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1.三畳芸術センターとは
「アートってわからない」「どんな役に立つの?」「どうして作品を作るのか」など、アートそのものについて疑問を持たれることが非常に多いです。全てはっきりと答えがあるわけではなく、難しそうで遠ざけられてしまうので、まずはこちらから伺います。
この三畳芸術センターは、アーティストの制作過程や思考、営みなど、普段作品の鑑賞だけでは伝えることのできない「あわい」を発信し、一方で皆さんとアート活動を通じて交信するためのスペースでもあります。アートを専門とする部署のように思っていただければ良いかもしれません。
「そもそもアートって何?」、「アーティストという職業の不可思議さ」とか、「ここにどんなアートを置いたら良いのか」などなど、様々なアートにまつわること、なんでも聞いてください。僕も全てには答えられませんが、一緒に考えることはできます。もちろん、全く何もわからないところからで結構です。仕事のちょっとした休憩やランチタイム、帰り際のひと時など、ご自身の都合の良い時にお越しください。ずっと作っていますが、いつでも話せます。私と一緒に、アートについて考えてみませんか。
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2.三畳芸術センター開設のきっかけ
六畳ほどある研究室で作業中、ふと辺りを見渡してみると、実は三畳程度しか使っていないことに気がつきました。作品を作るのも、考えるのも机の上。作った作品さえ保管できれば、あとは少し遠くから眺めるくらい。つまりこの三畳あまりのスペースから、作品を通じて外界と接続していたのです。四次元ポケットの中身のように、膨大な空間の拡がりを感じて胸が高鳴りました。そのポケットと同じように、持ち運んでどこでも制作ができるシステムを作ることで、少々敷居が高いと思われがちなアートという存在がより身近に、緩やかに、たくさんの人に接続するきっかけになると考えたのが始まりです。
- 【出展作家】
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青沼優介
Photo: Mina Asaba
- 【作家プロフィール】
- 1989年千葉県生まれ。アーティスト、デザイナー。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程を修了。三好賢聖とのデザインユニット「Poetic
Curiosity」共同主宰。東京都立大学システムデザイン学部助教。TOKYO MIDTOWN AWARD 2018 アートコンペ グランプリ受賞。
- 【代表作品】
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TOKYO MIDTOWN AWARD 2018 アートコンペグランプリ受賞作品
《息を建てる_都市を植える》
Photo: Mayu Ishikawa
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Art Award おおたかの森2024 大賞作品
《街のぬいしろ》
Photo: Mina Asaba
- <関連リンク>
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<街歩き企画>
「三畳芸術センター」と一緒に日本橋にあるアートを巡ってみよう
三畳芸術センターの鑑賞とあわせて、周辺エリアで楽しめるアートをご紹介します。TOKYO MIDTOWN
AWARD受賞作家の作品もあるので、是非チェックしてみてください。
「日本橋室町1丁目 - Landmark Art Girl」
- 【場所】
- 東京都中央区日本橋室町1目5-14 仙台工業ビル跡地
- 【作家】
- Hogalee
- 【作品名】
- ReDEVi
http://hogalee.com/