2025年8月1日Award News
画像右:柴田さん展示作品
2021年アートコンペ受賞者の柴田まおさんが、「藝大NEXT 2025」に出展中です。
同展は、山手線の駅構内やその周辺に作品を展示する「Yamanote Line Museum 上野」のプログラムのひとつ。東京藝術大学で活躍する在学生、卒業生、若手教員の中から、いま注目されるアーティストを選出し、紹介しています。柴田さんが出展するのは、新作の金属の彫刻作品「Crowd of Flowers」で、上野駅正面玄関口ガレリアの2階ショーウインドウに展示されています。
尾花さん展示作品
2015年アートコンペ受賞者の尾花賢一さんが「ヒカリエデッキ 壁面アートプロジェクト」で作品を公開中です。
「ヒカリエデッキ 壁面アートプロジェクト」は、渋谷ヒカリエの3階および4階に面する歩行者デッキ「ヒカリエデッキ」の外壁を使用し、さまざまなアーティストの作品を公開するプロジェクトです。その第8弾となるのが、尾花さんの新作「ナウ渋谷」。同作は高さ3.3m×横10mの大規模な作品で、壁面に限らずヒカリエデッキ全体へ展開しています。
尾花さんは、「今後は休憩や散策のためにヒカリエデッキに訪れた方々の視界に何気なく飛び込み、読み込んでいただけるものになれば嬉しいです。願わくば頭の片隅に引っかかり、渋谷の街並みが少しだけ違った捉え方に繋がっていただけたらありがたい限りです」とコメントしています。
画像右:小林さん展示予定作品
2014年アートコンペ受賞者の小林万里子さんが、アメリカのアーティストであるアンドレア・マイヤーズさんとの二人展「Collecting a Sky -風景を渡る糸-」を開催中です。
アンドレア・マイヤーズさんは絵画、彫刻、テキスタイルを融合させ、2次元と3次元の境界を探求するアーティスト。展示では、テキスタイル作家の小林さんとアンドレアさんによる日米共同制作のアートプロジェクトが紹介されます。
作品は埼玉県川口市芝地区を拠点に、地域企業の協力を得て共同制作されたもので、2025 年大阪・関西万博でも展示されていました。世界の渡り鳥にとって重要な中継地のひとつ・夢洲を背景に、現代の生態系や環境問題を布や衣類を用いて表現しています。また、小林さんはTOKYO MIDTOWN AWARDでの受賞作品「明日へ変わる」も展示予定です。