

東京ミッドタウンは、"「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し世界に発信し続ける街"を目指す一環として、2026年で19回目となるTOKYO MIDTOWN AWARDを開催しました。次世代を担うデザイナーやアーティストとの出会い、支援、その先のコラボレーションを目指し、デザインコンペ・アートコンペの2部門を設け、幅広く参加作品を募集。若い才能を応援する登竜門となるアワードを目指し、両コンペとも39歳以下を応募要件として設定しています。結果、今回は、総計1,579件のご応募をいただきました(デザインコンペ1,284件/アートコンペ295件)。デザイナー、アーティスト、キュレーターなど第一線で活躍する審査員を迎え、厳正なる審査のもと16点の受賞作品およびファイナリストを決定しました。それぞれの審査員からの総評も是非ご覧ください。
トロフィーはデザインコンペの審査員、菅野 薫さんが企画・ディレクションを、seccaがデザイン・製作を手掛けた作品です。
AIは忘却しない。
人間は忘れる。新鮮な驚きも感動も恐怖を伴った経験も。
AIは知識を時間とともに勝手に変容することはない。
人間は、経験も記憶も時間とともに変容させてしまう。
しかし、決して人間の方が劣っているわけではないのだ。
人間は物語をみつける。
人間だけが、無作為に並ぶ星星のかたちの中に物語を見出して、
過去の手痛い失恋の痛みを忘却し、思い出に変えて生き長らえる。
人間は物語を通して、価値を見出し、理解し、心に受け止め、記憶するのだ。
人間がこの不思議な世界をなんとか受け止めようとするときに、
物語は発見される。それがただの間違いや幻想からはじまっていたとしても。
経験に伴う違和感から、違いを発見する。
眼の前にある状態や現象から新しい価値を見出す。
その価値をみんなと共有する。
そこに人間らしい行為の根源がある。
このトロフィーは、一見完全な球体にみえる。
しかし、実は完璧な球体ではない。
規則性をもたないわずかな歪みがある。
そこに伴う僅かな差異と違和感からどんな価値を見出すのか。
常識や先入観にとらわれず、新しい視点を提供すること。
まだ何もないところに意味と価値を見出して提示すること。
これからのアーティストやクリエイターの役割はそこにしかない。

展示会場でお気に入りの作品に投票できる「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を開催します。
一番多く票を獲得した作品が「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」に輝きます。お寄せいただいた作品へのコメントは、クリエイターにも届けます。
オーディエンス賞の結果は、2026年11月下旬に公式サイトで発表予定です。
2025年の様子