

2026年11月2日Award News
2025年デザインコンペ受賞者の三隅玲那さんがデザインを担当した、「ねかせる和ろうそく台」が2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
本作は三隅さんが所属する金沢美術工芸大学の北村研究室と、能登・七尾の株式会社高澤商店、金沢の株式会社金森合金による産学連携プロジェクトから誕生しました。和ろうそく特有の中空構造を生かし、130年続く「立てる」という常識を「ねかせる」新発想へと転換したろうそく台です。
和ろうそくの「寝かせても燃焼が続き、芯の幅いっぱいに炎が広がる」という現象を発見し、その火を眺めるための道具として過不足なく美しい道具に昇華させた点が高く評価されました。
丹羽さん出展作品
2021年アートコンペ受賞者の丹羽優太さんが、インスタレーション作品『宴の均衡 ̶ Balance of the Banquet』をT-HOUSE New Balanceにて展示します。
丹羽さんは伝統的な日本絵画の技法を踏まえ、現代における災禍の気配やそこから生まれる陶酔をテーマに制作しています。本インスタレーションでは、情報があふれる現代を「果てのない宴」に見立て、私たちが保つ綱渡りのような危うい均衡を、空間を渡る一本の「糸」で表現します。掛け軸や饗宴を描いた作品群が一本の糸で結ばれ、空間全体で調和を保ちます。
展示イメージ
副島さん出展作品
2016年アートコンペ受賞者の副島しのぶさんが、韓国で開催中の「第16回 光州ビエンナーレ」黄金町パビリオンに出展しています。同ビエンナーレは韓国光州広域市で2年に1度開催される、現代美術の国際展です。
同パビリオンでは、横浜・黄金町から始まり、アジア各地の芸術機関との交流を通して育まれたネットワークを、2つの展示を通して紹介しています。展示には、日本、中国、ベトナム、台湾、韓国の5か国から10の芸術機関と13名のアーティストが参加。黄金町のレジデンスアーティストである副島さんは、20年前の黄金町にいた架空の女性Marieを想像したアニメーション作品《Dear Marie》を上映しています。
展示イメージ
2009年アートコンペ受賞者の福本歩さんによるオリジナルブランド「フクモ陶器」が、茨城県陶芸美術館で開催中の企画展「THE HEADLINERS 2026 キュン発力の時代」に出展しています。
この展覧会は、同館が独自の視点で日本の陶芸シーンの「今」を紹介するシリーズ企画の第3弾です。今年は全国から選抜された14名の作家による個性豊かな作品が一堂に会し、架空の動物のフィギュアや巨大なオブジェ、ランダムに光が透ける器など、多様な陶芸表現が響き合います。情報があふれる現代において、軽やかな感性で「いいね!」を発見する“キュン発力”をテーマに、現代陶芸の新たな魅力とときめきを届ける展示となっています。