2025年5月2日Award News
2012年デザインコンペ受賞者の川田敏之さんが「KOKUYO DESIGN AWARD 2025」グランプリ、2024年デザインコンペファイナリストの一條遥貴さんが優秀賞を受賞、2023年デザインコンペファイナリストの馬鳥智貴さんと陳宇澤さんがファイナリスト選出となりました。
創設から24年目となる「KOKUYO DESIGN AWARD」は、コクヨ株式会社が主催するプロダクトデザインの国際コンペティション。世相を反映するテーマで作品を募集し、受賞作品は受賞者とコクヨ商品開発者の共創による製品化が検討されます。
2025の募集テーマは「prototype」で、募集対象は「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般」。「アイデアが明快であること」「社会の課題を浮き彫りにしていること」「製品化の可能性」をポイントに審査が行われ、1,448点の応募作品の中から9点が2次審査を通過、最終審査を経てグランプリ1点と優秀賞3点が決定しました。
賞:グランプリ
作品名:NEWRON
受賞者:川田敏之
賞:優秀賞
作品名:スピニング
受賞者:一條遥貴
賞:ファイナリスト
作品名:付染-FUSEN-
受賞者:8000000studio(馬鳥智貴、陳宇澤)
2023年アートコンペ受賞者のhellowakanaさんが、グループ展「CHANGTING GALLERY PRIZE 2025」に参加します。
同展は、日本橋にあるギャラリー・CHANGTING GALLERYで昨年開催された「長亭GALLERY展2024」において、賞を受賞したアーティスト8名によるグループ展です。hellowakanaさんは来場者による投票で最も得票数の多い作家に贈られる「人気賞」を受賞しています。
2019年アートコンペ受賞者の盛圭太さんが、パリの国際交流基金パリ日本文化会館にて開催される展覧会「L’écologie des choses」(モノのエコロジー)に参加しています。
同展は、サンテチエンヌ近代美術館(MAMC+)およびマルセイユ現代美術センター(FRAC SUD)との共催で開催されます。60年代からのモノ派、フルクサスの日本人作家と、それらの流れを汲む現代アートの作家が、「環境」をキーワードにさまざまな観点から呼応する展示となっています。
出展作家・作品は、フランスの3名のキュレーターにより、モノと環境をテーマに独自の感性と審美眼で選ばれました。
2019年アートコンペ受賞者の古屋真美さんが、WHAT CAFEにて開催されるグループ展「WHAT CAFE EXHIBITION vol.41:ON PAPER:Art and Print Market」に参加します。
WHAT CAFEは、日本のアート業界の未来を担うアーティストによる現代アート作品を展示・販売する施設。カフェスペースを併設し、アートに囲まれながら食事や飲み物を楽しむことができます。
同展では「紙」をテーマに、ドローイング、ペインティング、版画、写真など、紙を媒体とする作品を展示し、紙による表現の広がりを探ります。アート作品のほか、アーティストによる自主制作の冊子・ZINEなども並び、その場で購入することができます。
左:雲ノ平山荘で製作した作品、右:今回出展予定のドローイング作品
2016年アートコンペ受賞者の後藤宙さんが、山梨県・北杜のアートスペース「GASBON METABOLISM」で開催される展覧会「Diffusion of Nature 2025 距離のゆらぎ」に出展します。
後藤さんは、2024年の7月下旬から10月初旬の間の最大2週間程度、北アルプスの最奥部にある雲ノ平にて創作活動を行う「雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」に参加しており、同展はその成果展として開催されます。